【表紙】
ひっとプラン港北
第4期港北区地域福祉保健計画
計画期間
令和3年度(2021)~令和7年度(2025)

横浜市港北区役所/社会福祉法人 横浜市港北区社会福祉協議会

【裏表紙】
発行・お問合せ 令和3年12月発行
港北区役所 福祉保健課 事業企画担当
TEL 540-2360
FAX 540-2368
E-mail ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp

社会福祉法人 横浜市港北区社会福祉協議会
TEL 547-2324
FAX 531-9561
E-mail info@kouhoku-shakyo.jp


ご挨拶

このたび、第4期港北区地域福祉保健計画を新たに策定しました。港北区は市内最多の約36万人の人口を有しており、少子化と言われる中にあっても子育て世代が多く、人口増加が引き続き見込まれ、活気が感じられるまちです。
港北区地域福祉保健計画は「誰もが安心して健やかに暮らせるまち港北」を基本理念に掲げ、平成18年度に第1期計画を策定し、第2期計画からは「ひっとプラン港北」という愛称で、区民の皆様との協働で「ひろがる」「つながる」「とどく」取組を推進してきました。
地域では様々な活動が進み、第3期計画では多様な「居場所」も作られました。また、新型コロナウイルス感染症の急拡大により、大切な人にも会えない状況が続きましたが、そのよう な中でも感染拡大防止のために様々な工夫を重ねながら、自治会町内会やNPO活動等が行われてきました。
その一方で、近隣関係の希薄化や地域活動の担い手不足、支援を必要とする高齢者等の増加といった課題も浮かび上がってきました。第4期計画の推進により、多彩な地域活動を通した新たな出会いや多くの参加の機会が「人のつながり」を創出し、生き生きとした豊かな暮らしにつながることを期待しています。
本計画の策定に当たり、計画策定・推進委員の皆様やヒアリングにご協力頂いた福祉関係団 体の皆様をはじめ、全ての区民の皆様に深く感謝申し上げます。本計画の実現に向け、引き続きのご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 

港北区長 鵜澤 聡明
	

このたび「誰もが安心して健やかに暮らせるまち 港北」を基本理念とした第4期港北区地域 福祉保健計画を策定しました。策定中に新型コロナウイルス感染症が拡大し、私たちの日常生 活に大きな影響をもたらしました。これまでの地域活動は難しい状況であり、多くの活動が休止・ 縮小を余儀なくされる中で、あらためて「人と人とのつながり」や「地域や仲間同士での助けあい」の大切さを実感しています。 
また、港北区は経済活動が盛んで交通の利便性も高く、若い世代が多く暮らし、人口が増え 続けている活力ある区でありますが、今後は単身世帯の増加や高齢化が進み、社会的孤立や生 活困窮など生活課題は複雑化・多様化していくことが予想されます。
このような社会情勢を踏まえ、知恵やアイデアを出し合い、新しい生活様式に即した、支え あいの体制づくり・居場所づくり・活動への参加の機会づくりなど、「より身近な地域のつながり・ 支えあい」が推進されるよう、区民の皆様や関係団体等との協働により地域共生社会の実現を 目指していきます。 
本計画の策定に当たり、様々なご意見をお寄せいただいた区民や関係団体の皆様、そしてご検討いただきました策定・推進会議委員の皆様に心よりお礼申し上げます。引き続きお力添えをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

福祉法人横浜市港北区社会福祉協議会 会長 加藤 修


目次 
第1章 港北区地域福祉保健計画とは
1 計画の基本理念…1
2 地域福祉保健計画とは…2 
3 「自助」「共助」「公助」の連携…3
4 「ひっとプラン港北」について…3 
5 計画の構成…4 
6 港北区の特性…5
7 第3期計画の振り返り…6 
8 第4期計画を進めるうえでの考え方…11

第2章 港北区地域福祉保健計画の内容
1 推進の柱「ひろがる」…14
重点目標1 幅広い住民の地域活動への参加促進 
重点目標2 未来を担う次世代育成
2 推進の柱「つながる」…19
重点目標1 人と人とのつながりづくり 
重点目標2 年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが参加できる場づくり
重点目標3 健康寿命を延ばす取組の推
3 推進の柱「とどく」…27
重点目標1 支援が必要な方を発見し支援につなげる仕組みづくり
重点目標2 災害に備えた要援護者支援の取組の推進 
コラム…33   
新型コロナウイルスとこれからの地域活動

第3章 地区計画
地区区分と概況…3
日吉地区…37
綱島地区…39
大曽根地区…41
樽町地区…43
菊名地区…45
師岡地区…47
大倉山地区…49
篠原地区…51
城郷地区…53
新羽地区…55 
新吉田地区…57
新吉田あすなろ地区…59
高田地区…61

第4章 計画の推進
1 推進体制と取組状況の振り返り…63
2 区役所・区社協・地域ケアプラザ…64

参考資料
1 地域福祉保健計画の位置づけ…67
2 国における法改正・制度見直しの状況…69
3 港北区の地域福祉保健に関する状況…70
4 区民意識調査結果…75 
5 第4期計画策定の経過…79
6 用語集…81
7 「ひっとプラン港北」策定・推進会議、同検討部会委員名簿…85

【1ページ】
第1章 港北区地域福祉保健計画とは
1 計画の基本理念
基本理念 誰もが安心して健やかに暮らせるまち港北
すべての区民が人とのつながりをつくりながら、できるだけ長く健康に自立して過ごすことを基本に、助けあい、支えあいのある安心して暮らせるまちを目指します。

【2ページ】
2 地域福祉保健計画とは
①地域のつながりによる助けあいや支えあいを拡げる計画です。
誰もが地域で安心して暮らせるように、お互いに支えあえる関係をひろめていく必要があります。
②地域のすべての人の取組によって進めます。
地域福祉の推進は、一部の人だけで進めるものではありません。地域のすべての人が主人公です。あいさつや声掛け、見守り、ちょっとしたお手伝いなど、ほんの少しのことが地域の助けあい、支えあいにつながっています。 区民の皆さんや地域の多様な主体がそれぞれの立場でできる活動を行い、連携、協力することにより進めていきます。
③誰もが参加できる社会を目指します。
「支える側」「支えられる側」に分かれるのではなく、障害や病気がある人もない人も誰もが役割を持ち、支えあうことでその人らしい生活を送ることができるような社会を目指します。

【3ページ】
3 「自助」「共助」「公助」の連携
 地域のつながりによる助けあいや支えあいを拡げる計画である地域福祉保健計画は、一人では解決できないことを地域や仲間同士で助けあう「共助」を促進していきます。生活課題や地域課題の解決に向けて、自分や家族でできることを行う「自助」、また公的機関等が行う「公助」と組み合わせ、連携して進めていきます。

4 「ひっとプラン港北」について
 港北区地域福祉保健計画の愛称です。理解、参加が「ひろがる」、人、活動が「つながる」、支援の手が「とどく」を3つの推進の柱とし、柱の3つの頭文字 「ひ」「つ」「と」をつなげた「ひっとプラン港北」を第2期計画から愛称として計画を推進しています。
さらに、コツコツとヒットを積み重ねることで確実に計画がつながり進んでいくという願いが込められています。

【4ページ】
5 計画の構成
 「地区計画」と「区計画」から構成されています。
・地区計画…その地区の住民が主体となり、福祉保健を中心とした地区の生活課題に対応するための計画
・区計画…区役所と区社会福祉協議会が中心となり、地区計画を支え、区域の福祉保健課題に対応するための計画
 
地区計画は、港北区では地区連合町内会・地区社会福祉協議会のエリアごとに区内13の地区で策定・推進しています。
地区計画と区計画は、それぞれ独立した計画ではありません。基本理念や計画推進の柱を共有し、相互に連携しながら策定・推進を進めています。

「ひっとプラン港北」における地域の考え方
福祉保健の取組を進めていく上では、取組の特性に応じて適切に地域の範囲を設定する必要があります。
(例)
・お互いの顔や名前がわかる近隣の単位でできる見守り等の活動
・それよりも大きな圏域である地区連合町内会の資金や人材によりできるサロン活動や健康づくり活動
・区域での地域福祉に携わる関係者の情報 交換や連携の場、専門家の支援

【5ページ】
6 港北区の特性
 港北区は、横浜市の北部に位置し、人口、世帯数とも、市内第1位の規模となっています。農業、工業、商業などの経済活動も盛んで、交通の利便性が高いことから、東京都心部のベッドタウンであると同時に、新横浜周辺の商業施設や大学が立地するなど、通勤通学地の側面も併せ持ちます。
これらの地勢などの特徴から、人口の転出入が活発で、子どもや子育て世代が多く、人口が増え続けている区です。一方で今後、高齢化が急速に進むことが予想されます。
また、住民主体の地域活動が活発に行われています。しかし、世帯規模の縮小や近隣との関係の希薄化により、個人や家族だけでは解決できない問題が増えています。(詳細は参考資料 P.70)

港北区の特性
・人口…人口、世帯数が緩やかに増加
・世帯…規模の小さい世帯が多く、単身世帯が増加
・地域活動…地域活動は活発
・健康…平均寿命、平均自立期間は長い
・交通…交通の利便性が高い
・高齢化…今後、高齢化が急速に進む
・子育て…子育て世代が多く、共働き率が高い
・人の移動…転出入が活発
・経済活動…経済活動が盛んで、商業施設や大学が立地

【6ページ・7ページ】
7 第3期計画(平成28年度~令和2年度)の振り返り
 第3期計画では、基本理念「誰もが安心して健やかに暮らせるまち港北」のもと、3つの推進の柱に沿って、区民の皆さんと区役所、区社協、関係機関などが様々な福祉保健課題に取り組んできました。3期計画中には多くの取組が創出されましたが、令和元年の台風19号による甚大な被害や令和2年の新型コロナウイルス感染拡大による地域活動の自粛等の出来事もあり、地域活動について改めて考えるきっかけになりました。

第3期計画推進時における特徴的な取組
・樽町地区…みんなでカレーを食べよう「樽町なごみ食堂」
樽町なごみ食堂は地区計画推進会議での検討をきっかけに、約1年間のデモンストレーションを経て開始された地域食堂です。仕事や学校などで昼間の自由時間がない人でも参加できる夕方以降(17:30~19:00)の時間に開催しています。子どもから中高年まで幅広い世代の方が参加され、多世代交流ができる地域の居場所となっています。新型コロナウイルス感染拡大中は休止していますが、再開を楽しみにされている声をいただきました。月1回カレーを食べに行くことで、地域の方と顔見知りとなることができ、地域全体の見守りにつながっています。
・高田地区…子どもも大人もつながる居場所「高田コミュニティカフェ ゆずの樹」
高田地区には喫茶店等も少なく、地域からは「気軽に集まっておしゃべりしながらお茶が飲める場所があるといいね」という声がありました。そうした中、地域の役員や民生委員をつとめていた方の自宅が空き家になっているという話があり、家主の方も有効利用を望んでいたことから、地域ケアプラザや(社福)緑峰会の支援を受けて地域の居場所づくりが始まりました。新型コロナウイルスの影響でオープンイベントは中止となりましたが、感染予防対策をとりながら開催した子ども向けの夏祭りは大成功。今後も地域の声を聴きながら、季節の行事の開催やゆずの樹文庫、貸しスペース等を通して、様々な人が集い、笑いあえるような憩いの場づくりを目指していきます。

【8ページ】
推進の柱1 理解と参加のひろがりによる活発な地域づくり<ひろがる>
 分野を超えた施設、団体間の連携や多様な情報提供手段の活用など、多くの住民が様々な地域活動に参加するきっかけづくりを進めました。多世代交流・子どもの居場所づくりの取組がひろがるように、運営支援や活動理解への啓発を行いました。
・区社協・地域ケアプラザによる地域活動への参加のきっかけづくり(日吉本町、下田地域ケアプラザ 男のセカンドライフカレッジ)
・子どもの居場所・拠点の開設(高田地区フリースペースほっぷ)
・既存の地域活動団体の「横浜市介護予防・生活支援サービス補助事業」への移行及び創出支援(城郷ふれあいの会)
・子育て支援アプリの開発・活用(ココアプリ)
・空き家や空き店舗等を活用した住民交流の居場所づくり(菊名みんなのひろば)

【9ページ】
推進の柱2 人のつながりで進める安心なまちづくり<つながる>
 住民同士の日頃から顔の見える関係づくりの必要性が認識されています。さらに、年代等を超えた交流の機会・場が増加し、多様な人材が地域活動につながるとともに、地域で活躍する機会が創出されています。また、住民による自発的な健康づくりや介護予防の取組が増加しています。
・ウォーキングによる健康づくりの促進(樽町地区歩こう会)
・多世代交流を目的とした地域食堂の開催(新羽地区ダイニング28)
・地域防災拠点や地域での障害者の理解に向けた啓発(ここともの人形劇)
・介護予防のための自主グループの支援(大倉山地区元気づくりステーション)
・認知症サポーター養成講座の開催

【10ページ】
推進の柱3 支援がとどく仕組みづくり <とどく>
 医療・福祉・教育機関や一部の企業との連携により、地域の誰もが安心して暮らせるよう、身近な場で相談・支援が受けられる環境の整備、支援者のネットワークづくりを進めました。住民の理解促進にも取り組み、地域の支援の手が届く事例もありました。
・救急医療情報キットの作成
・子育てや障害の相談・支援機関の充実(親と子のつどいの広場 ともとも)
・地域における災害時要援護者の把握や支援の仕組みづくり(綱島地区見守り・支援部会)
・生活困窮者自立支援事業の地域ネットワーク構築支援(城郷小机地域ケアプラザ支援者ネットワーク交流会)
・「港北区版エンディングノート」の配布等による自己決定の実現に向けた支援

【11ページ・12ページ】
第3期計画推進時における社会の出来事
令和元年9月、台風19号により甚大な被害が出ました。
・開設された避難場所の様子(大豆戸小学校)
令和2年「新型コロナウイルス感染拡大」により、地域活動は大きな影響を受けました。
・感染予防の周知用チラシ(出典:首相官邸HPより)

8 第4期計画を進めるうえでの考え方
➀住民主体と協働 
港北区は、自治会町内会、地区社会福祉協議会等の地縁組織が長年にわたり数多くの多彩な地域活動に取り組み、地域の福祉保健活動の中心的な存在になっています。また、近年は共通のテーマに基づき広域で活動するボランティアグループや当事者活動団体、NPO 法人なども活発です。さらに、社会福祉法人や企業、学生等も地域で社会貢献活動を進めています。これらの様々な団体や行政が協働して取組を進めていきます。
②人材の確保・育成
自治会町内会や老人クラブ、民生委員・児童委員をはじめとした地域活動の人材の不足や発掘は、大きな課題となっています。一方で潜在的に様々な活動や地域貢献に関心を持つ住民は多いと考えられます。社会の変化や価値観の多様化に合わせ、幅広い住民が参加しやすい活動のあり方を検討し、人材の発掘・確保に取り組みます。
③社会参加と自立の促進(地域共生社会の実現)
年齢や性別、障害の有無等、地域には様々な立場や背景が異なる人が暮らしており、それぞれが抱える課題も多様化、複合化しています。すべての人が地域社会に参加し、その人らしい生活を実現できる社会の構築に向けて、地域の理解、環境の整備を進めます。
④地域包括ケアシステムの構築と一体的に推進
区内の高齢者数は、今後、市全体の伸び率を大きく上回るペースで増加していく見込みです。高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしく暮らせるよう、医療、保健、福祉が連携して、一体的に提供される環境づくりが求められています。また、高齢者が地域で活躍できるための環境整備・地域づくりは、地域住民と協働して行われるものです。 このため、ひっとプラン港北の取組と地域包括ケアシステム構築の取組を一体的に進めていく必要があります。
⑤子育て支援の充実
港北区は、子どもや子育て世帯が多く、また転入世帯も多くなっています。子育てをする上で、地域とのつながりは重要です。誰もが子どもを産み育てやすいと実感でき、子どもたちが地域のかかわりの中で豊かに育つよう、地域全体で子どもや子育て世帯に関心を持ち、見守っていく風土づくりを進めていきます。

第4期計画の策定にあたっては、福祉保健の課題やニーズを把握するために、福祉関係団体等へのヒアリングを行い、「ひっとプラン港北」策定・推進会議や検討部会での検討を経て「3つの推進の柱」と「7つの重点目標」を設定しました。

【13ページ】
第2章 港北区地域福祉保健計画の内容
推進の柱と具体的な取組

基本理念 誰もが安心して健やかに暮らせるまち港北

推進の柱1 理解と参加のひろがりによる活発な地域づくり[ひろがる]
・重点目標1 幅広い住民の地域活動への参加促進
・重点目標2 未来を担う次世代育成
推進の柱2 人のつながりで進める  安心なまちづくり[つながる]
・重点目標1 人と人とのつながりづくり 
・重点目標2 年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが参加できる場づくり 
・重点目標3 健康寿命を延ばす取組の推進
推進の柱3 支援がとどく仕組みづくり[とどく]
・重点目標1 支援が必要な方を発見し支援につなげる仕組みづくり 
・重点目標2 災害に備えた要援護者支援の取組の推進

【14ページ】
推進の柱1 理解と参加のひろがりによる活発な地域づくり[ひろがる]
世代を超えて理解と参加を促し、活発で持続可能な地域づくりを進めます。
自治会町内会をはじめとする地域活動において、担い手不足や参加者の減少が課題となっています。多くの人々が地域活動を知り、参加することにより魅力や必要性の理解が進み、地域活動を行う人が現れるといった好循環を生み出していく必要があります。
港北区は子どもや子育て世帯が多いのが特徴となっています。未来を担う子どもたちや親の世代と地域のつながりをつくり、子どもや青少年の健全育成のために地域としてできる支援を行っていきます。あわせて世代間交流を進め、地域の活性化を図ります。

検討部会・ヒアリングでの意見
・情報の届き方にはまだまだ課題がある。
・ホームページやSNSで情報収集している親が多いので情報発信は頻繁にあると良い。
・地域活動のメリットを伝え、参加を増やしたい。
・若い世代にとって魅力的なものを提供しながら、将来は地域活動を担ってもらえるように今から考える必要がある。
・ボランティアへの評価が何らかの形で制度化されると良い。
・子育て支援は出産後のイメージがあるが、妊婦の時期から必要。
・保育園のお散歩の途中に子どもたちと立ち話をするような方は何人もいるが、そういうことがもっと頻繁にできると良い。

【15ページ】
重点目標1 幅広い住民の地域活動への参加促進
[目指す姿]
地域活動について理解が進み、多くの人が参加する住民主体の活動が活発に行われている。
[推進]
自分や家族でできること
・自治会町内会の活動を知り、参加してみましょう。
・趣味やボランティア等の地域活動に参加しましょう。
・普段の生活のなかで気付いたことや要望を伝えあいましょう。
・自分自身の経験や専門知識を、地域活動やボランティア活動に生かしましょう。
地域や仲間同士でできること
・広報やICTを活用して地域活動の情報を発信しましょう。
・誰でも参加できるバリアフリーな行事を企画しましょう。
公的機関等が行うこと
・地域活動の魅力を発信します。
・多様なスキルを持った人材と地域活動団体との連携を進めます。
・ボランティアの育成と活動支援を行います。
・多様な地域活動団体と企業、施設、法人等のネットワークづくりを支援します。
公的機関等の取組例
◆ボランティアセンター、区民活動支援センターによる情報発信
地域活動についての様々な支援や、情報提供を行っています。「地域活動をしたい人」「ボランティアを求めている人」からの相談を受け、地域活動の担い手・受け手がより良い方向につながるよう、橋渡しをしています。
◆スマートフォンのアプリ等による情報配信
オープンデータを活用した子育て情報通知アプリ(ココアプリ)を共同開発(岩崎学園情報科学専門学校・地域子育て支援拠点どろっぷ・区役所)し、子育て世代に向けて情報発信しています。また、区連合町内会ホームページの充実やピアッザ (地域SNSアプリ) を活用した情報発信・交換により、幅広い地域活動を活性化しています。

【16ページ】
地域活動の取組事例
・いろんな方に活動を知ってもらおう「樽町情報部会」(樽町地区)
地域の情報をワンストップで共有することを目指して活動しており、ホームページ「思いあいのまち樽町」で情報発信しています。メンバー全員が、ホームページの更新作業ができる体制をつくっており、更新の頻度がとても高く、アクセス数も伸びています。内容としては、イベントの告知や開催報告に加え、防災活動、樽町の歴史などが掲載されています。また、紙媒体での「イベント掲示板」は、年2回作成して戸別配布を行っており、あらゆる世代に地域の情報を届けられるように活動しています。
・地域と活動団体のゆるやかな繋がりづくり「つながりプロジェクト」~地域活性化分科会の取組~(城郷地区) 
城郷地区では、3つの分科会で地区計画を進めています。そのうちの一つ、地域活性化分科会では、自分たちが住む地域をより住み良いものへ、また、充実したものにするために「つながりプロジェクト」を開催しました。活動団体間での名刺交換をはじめ、地域の活動を再発見するワークショップの開催、活動の情報共有やノウハウをお互いに学びあう機会として開催しています。参加団体の中から「コラボ」が生まれ、さらに交流を深めるなどの成果が現れてきています。今後も地域活動のネットワーク化を進め、更に幅広い地域活動のひろがりを進めていきます。

【17ページ】
重点目標2 未来を担う次世代育成
[目指す姿]
地域活動に参加する子どもや子育て世帯が増え、家庭、地域、学校が連携して町ぐるみで子どもや子育て世帯を支えている。
[推進]
自分や家族でできること
・子どもの頃から地域とつながる大切さを伝えましょう。
・子どもと一緒に地域の活動に参加しましょう。
・子育ての情報を収集し、地域で行われている様々な支援を活用しましょう。
地域や仲間同士でできること
・地域ぐるみで子どもを見守る体制をつくりましょう。
・子育て世帯の地域に対する愛着を育て、様々な経験ができる機会や場をつくりましょう。
・世代間の交流ができる機会をつくりましょう。
公的機関等が行うこと
・子育て支援に関わる人材の育成と関係機関のネットワークを強化し、あたたかい子育て環境づくりを進めます。
・地域活動への理解促進と福祉教育の充実に取り組み、次世代育成を進めます。
公的機関等の取組例
◆子育てを見守る風土づくり
横浜市子育てサポートシステムは、安心して子育てができるよう、地域ぐるみの子育て支援や仕事と育児を両立できる環境を作ることを目的とした有償の支えあい活動です。
◆小中学生からの福祉を考える機会づくり
小中学校では、高齢者や障害者等の当事者から話を聞き、一緒に活動することによって理解を深める福祉教育を実施しています。また、夏季休暇中の「ボラリーグ★こうほく」では、福祉施設やボランティア団体での活動体験を行っています。

【18ページ】
地域活動の取組事例
・綱島を子どもたちの「ふるさと」に「子育て支援ネットワーク会議」(綱島地区)
綱島地区のひっとプラン「子育て支援部会」が中心となった取組です。
地域情報誌『つなしま子育て地域情報』の作成や配布、親子向けの催しを開催し、子育て世代への情報提供や啓発に努めています。また、年1回開催しているネットワーク会議では、地域の保育園を交え、テーマごとに子育ての現場と地域それぞれの視点から見た課題について意見を交わすことで連携した取組が広がっています。
・綱島スポーツフェスティバルで行われた「交通安全教室」
・子育てに役立つ情報が満載の 「つなしま子育て地域情報」
・新吉田地区…地域ぐるみで子育て支援 ~子育てサロンよしだっこ~
地区計画の取組の一つとして平成24年に立ち上がりました。以降、地区の主任児童委員と民生委員・児童委員、地域の方が中心となって、親子で楽しめる手遊びや紙芝居、季節のイベント等を行ってきました。
新型コロナウイルスの影響でイベント等が次々と中止になり、親子で出かけられる場が少なくなっていく中、よしだっこではYoutubeを使って手遊びやおもちゃ作りの動画を配信することにしました。誰もが大変な状況下でも、子育て中のパパ・ママや子どもたちを見守り支えていこうという地域の取組です。

【19ページ】
推進の柱2 人のつながりで進める  安心なまちづくり[つながる]
住民同士の交流と多様性の理解を進め、健康で安心して暮らせるまちづくりを進めます。
単身世帯の増加などから、近隣関係が希薄化しています。一方で、災害の頻発や高齢者世帯の増加などから、近隣とのつながりの大切さが再認識されてきています。地域で交流し、同じ地域で暮らす仲間という意識を育むことが地域の支えあいの基盤になります。地域のつながりをつくっていくための様々な仕掛けや場を設けていくことが必要です。また、地域には様々な人が住んでいます。年齢や障害の有無にかかわらず地域社会に参加できるよう、多様性の理解を進め、誰でも参加できる機会を増やしていくことが必要です。あわせて、住民一人ひとりが健康づくりや地域とつながる重要性を理解し、自分の能力を生かしながらできるだけ長く自立して暮らせるよう、健康づくりの取組や環境づくりを進めます。

検討部会・ヒアリングでの意見
・地域との顔のつながり、信頼関係の構築のために、新たに場面を作るというより今あるものをうまくいかしていければ。
・ゴミ出しで見覚えのない人がいるような時に、声掛けできるような地域の風土を作っていけると良い。
・助けあい活動は、隣近所など近いところでの仕組みづくりが大切。
・保育施設が増えている中で、地域の会議に参加ができたり、地域の保育所同士で話しあいができると良い。
・高齢者施設を身近に感じてもらえるために健康講座を実施している。施設と地域との連携を深めていきたい。
・多世代交流のサロンがあると良い。

【20ページ】
重点目標1 人と人とのつながりづくり
[目指す姿]
地域のつながりの大切さが理解され、交流の場づくりが進み、地域の居場所が増えている。
[推進]
自分や家族でできること
・お住まいの地域で声をかけあえる知り合いをつくりましょう。
・趣味や運動などの活動に積極的に参加しましょう。
地域や仲間同士でできること
・地域の人同士がふれあう場、機会をつくりましょう。
・地域活動団体が互いに、または地域の施設と協力・連携する取組を進めましょう。
公的機関等が行うこと
・つながりの大切さについて啓発を進めます。
・地域とつながりを持ちにくい方への働きかけを行います。
・地域活動団体の取組や活動の創出を支援します。
公的機関等の取組例
◆補助金や助成金による活動支援
区民による自発的な、非営利の地域福祉活動を支援するため、集いの場づくりや地域課題の解決に向けた取組に対して、区役所や区社協では助成を行っています。
◆地域ケアプラザにおける地域住民の交流の場づくり
介護予防や趣味など様々なテーマ、定年退職した方や子どもなど様々な対象者向けの講座を実施しています。また、お祭り・イベント・交流会等を開催することにより、地域住民のつながりづくりを支援しています。
◆地域での高齢者の見守り推進
75歳以上のひとり暮らし高齢者等について、民生委員や地域包括支援センターが状況を把握し、相談を受けたり、地域における見守り活動につなげる等の支援をしています。

【21ページ】
地域活動の取組事例
・みんなが集える身近な居場所「もろおか里山倶楽部」(師岡地区)
師岡地区の師岡町会館は地域の様々な活動の拠点として、たくさんの住民に活用されています。しかし、師岡町会館から少し離れた地域に住む方々がより足を運びやすく、ひとり暮らしの高齢者等が気軽に集えるような場所があればと、空き家を活用した居場所づくりに取り組みました。
オープン後は学校から帰ってきた子どもたちが集まり、宿題をしたり居場所に来ている方々とのおしゃべりを楽しんでいくこともあります。これからも喫茶や貸しスペース、住民向け講座、手作り作品展など様々な催しを行いながら、みんながつながる交流拠点づくりを進めていきます。
・新羽地区…みどりの輪 きたにっぱ
北新羽町内会エリアで、高齢者の社会参加や生活支援について考える会です。北新羽町にお住まいの方ならどなたでも参加できます。活動には新羽町連合町内会、北新羽町内会、北新羽のぞみ会、地域ケアプラザ、特別養護老人ホームニューバード等の地域の団体や施設が協力して取り組んでいます。イベントとしては、ニューバードを会場に施設の入所者や地域の方々に向けて「落語の講演会」や「手品の披露会」等を行いました。手品の回ではオハナ保育園の園児も参加し、地域住民のつながりを深める世代間交流の場にもなっています。

【22ページ】
重点目標2 年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが参加できる場づくり
[目指す姿]
高齢者、障害者を含め誰もが参加できる機会が増え、社会参加につながっているとともに、交流や相互理解が進んでいる。
[推進]
自分や家族でできること
・地域の行事へ積極的に参加しましょう。
・悩みを共有できる仲間をつくり、思いを伝えましょう。
地域や仲間同士でできること
・地域で一人ひとりが活躍できる場をつくりましょう。
・福祉施設と協働した交流の機会をつくりましょう。
・誰でも参加できるバリアフリーな地域行事を企画しましょう。
公的機関等が行うこと
・障害や病気をはじめ、多様な個性を理解するための働きかけを行います。
・年齢や障害の有無に関わらず、個人のやる気や能力に応じて活躍できる機会づくりを支援します。
公的機関等の取組例
◆「障害者セーフティネット分科会」(区社協)による障害児者への理解の啓発
障害者団体・支援団体・ボランティア団体等が参加し、地域で障害児者を支える活動の情報収集および発信を行っています。また、地域防災拠点訓練への障害者の参加や障害啓発プログラムの実施を通じて啓発活動を行っています。
◆認知症に対する理解の啓発
認知症に関する講演会や学校・地域・民間企業等での認知症サポーター養成講座の開催により、幅広い世代へ認知症の理解が深まり、地域での見守り体制が進むよう支援しています。また、認知症になっても本人や家族が地域とつながり、安心して過ごすことができるよう、情報交換や相談を行う場である認知症カフェや介護者のつどいの活動を支援しています。

【23ページ・24ページ】
地域活動の取組事例
・個別支援学級の子どもたちが地域で過ごす居場所「とも・とも篠原」~道で会った時にあいさつしあえる関係づくり~(篠原地区)
個別支援学級に通う子どもの母親からの相談がきっかけで始まった居場所づくりの取組です。「道で会った時にあいさつしあえる関係づくり」を目的としており、地区計画メンバーとボランティアの協力により、地域ケアプラザでの工作や料理づくり、岸根公園での運動などのプログラムを月1回実施しています。最初は親の後ろに隠れてしまう子どももいて、接し方についてのスタッフの打合せにも熱が入ります。「一人の困りごとは、みんなの困りごとかもしれない」と、一つの気づきがこの活動を作り、つながりの場となっています。
・認知症予防・応援日吉宮前地区「宮前交流カフェ」(日吉地区)
軽度の認知症状のある方や家族が地域で安心して暮らしていけるように、地域とつながり孤立しないための交流の場が作られました。認知症になっても、住み慣れた地域で友人や知人と一緒に楽しい時間を過ごせるように、アットホームな雰囲気づくりを目指しています。ミニ講座では、様々な講師の方を招いて皆で勉強したり、季節のイベントや体操、身体を動かすプログラムなどを行っています。プログラム後は、お茶とお菓子を食べながらゆっくりくつろぎます。月1回、どなたでも参加できるカフェが地域のつながりをつくっています。
・障害のある子どもたちの放課後の居場所「しろさと地区放課後プラザ」(城郷地区)
障害のある子どもたちの居場所を作りたい。その思いで始まった放課後の居場所づくり。地区に在住・在学で、特別支援学校や個別支援学級に通う中学生までの子どもたちを対象に、毎月2回開催しています。ゲームやおやつ作りなど、子どももボランティアの大人たちも笑顔あふれる時間です。子育てに悩む保護者がちょっと話せる場にもなっています。卒業後、施設に通うようになって、通所の付き添いを頼まれたりすることもあります。子どもの頃からお互いに知っているからこその関係が作られているのも特徴です。地元に根付いた活動の裾野がひろがっています。

【25ページ】
重点目標3 健康寿命を延ばす取組の推進
[目指す姿]
健康づくりやつながりづくりの大切さへの理解が深まり、身近な地域で健康づくりを行う場が増えている。
[推進]
自分や家族でできること
・ウォーキングや体操などの運動、適切な食生活の維持など健康づくりに取り組みましょう。
・外出し、他者との交流の機会をもちましょう。 
地域や仲間同士でできること
・身近な場所で交流しながらできる健康づくり活動、介護予防活動を実施しましょう。
・世代間の交流ができる機会をつくりましょう。
公的機関等が行うこと
・健康づくりの関心を高める仕掛けづくり、介護予防のための場や機会を増やします。
・保健活動推進員や食生活等改善推進員による自主的な健康づくり活動を支援します。
・幅広い世代への食育活動を推進します。
公的機関等の取組例
◆ウォーキングの取組啓発を通した健康づくりの推進
ウォーキングをきっかけにした健康づくりを推進するため、ウォーキングの楽しさや魅力をPRし、健康ウォーキングを各地で開催しています。
◆身近な通いの場での介護予防
元気づくりステーション等、高齢者が歩いていける身近な場所で、仲間と一緒に介護予防や健康づくりに取り組むグループ活動を支援しています。
◆ヘルシープロモーションによる食育の推進
6月の食育月間にあわせ、区内で行われている食育に関する活動紹介のほか、胃・大腸がんに関するパネル展示やクイズラリーを実施しています。

【26ページ】
地域活動の取組事例
・ひとりじゃ  つまらん  ともだちつくろう「健康づくり部会の取組」(新吉田地区)
「ひっとプランの『ひっと』って何?ひとりじゃ、つまらん、ともだちつくろう、じゃないの?」。健康づくり部会に参加していた町内会長から飛び出たジョークでした。その言葉は健康づくり部会で取り組んでいる「やすらぎ塾」の活動をわかりやすく表すもので、みんな大笑い。
この取組を始めたきっかけは、一人で過ごしている男性が地域にはきっといるはず。そうした方に参加してもらい、健康づくりと友だちづくりをしてほしいという思いからでした。ひっとの二つの意味を胸に、健康づくりのための取組は続きます。
・新羽地区…健康づくり部会 月例ウォーキング 
ひっとプラン健康づくり部会と保健活動推進員が主催となり、毎月第1木曜日に実施しているウォーキングです。季節やイベントに合わせて企画されたコースを周遊します。3時間ほどの行程は、歩数計で見返すとびっくりするほどの距離になりますが、楽しくおしゃべりしながら歩いているとあっという間です。健康づくりだけでなく地域住民のつながりづくりの場にもなっています。


【27ページ】
推進の柱3 支援がとどく仕組みづくり[とどく]
必要とする人に的確に支援が届く仕組みづくりや、災害時に必要な人に適切に支援が届くような環境整備を進めます。
単身や二人世帯などの規模の小さい世帯が増え、家族による支援や見守りが難しくなってきています。また、地域のつながりも希薄になっています。今後もこのような傾向が続くと予想され、支援の手が届かない人が増える可能性があります。 支援が必要な人を確実に把握し、適切な情報や支援を届けていく仕組みの構築を進めていくことが必要です。 また、日頃から住民同士の顔の見える関係や支援の仕組みをつくり、災害時に必要な人に適切に支援が届く環境整備を進めます。

検討部会・ヒアリングでの意見
・自治会や包括支援センターなど、様々なところと関わることはすごく大事。
・支援が必要な方と地域が繋がるには、困っている方自身の発信も必要。
・自分から出て行くことが難しいので、声掛けやきっかけがあると嬉しいと思う。
・障害者等も支援されるだけでなく、支援者として互いに支えあえる仕組みづくりができればと思う。
・障害がある方のみならず、手助けが必要な方を支えていく地域ができるといい。
・緊急時も含め、やはり近所の方の理解がないといけない。実際に関わっていただく機会を作ることは大切。
・重症心身障害児は寝たきりということもあり、避難所では人より多くのスペースが必要になることも理解してもらいたい。

【28ページ】
重点目標1 支援が必要な方を発見し支援につなげる仕組みづくり 
[目指す姿]
日頃から見守り、支えあいの活動が行われ、いざという時に支援につなげられる仕組みができている。
[推進]
自分や家族でできること
・地域に声をかけあえる知り合いをつくっておきましょう。
・困ったときの相談先を把握し、必要な時はためらわずに連絡しましょう。
地域や仲間同士でできること
・要援護者を理解し、対応を学びましょう。
・近隣の方の異変に気づいたら、地域の身近な相談機関に相談しましょう。
・日常的に見守る体制をつくりましょう。
公的機関等が行うこと
・医療・福祉・教育関係者とともに、認知症や障害の理解、虐待予防の普及啓発に取り組みます。
・住み慣れた地域で自分らしい生活ができるよう、包括的な支援、サービス提供の仕組みを強化します。
・民生委員・児童委員やボランティアが活動しやすい環境をつくります。
・法律専門職のサポートも得つつ権利擁護を進めます。
公的機関等の取組例
◆生活困窮者への自立支援
「なかなか仕事が見つからない」「家計のやりくりに悩んでいる」等の様々な事情により生活にお困りの方が周囲から孤立することなく安定した生活が送れるよう、個人の状況に応じた包括的な支援を行っています。
◆高齢者、障害者等の権利擁護の推進
成年後見制度等の権利擁護を必要とする人に対し、課題の整理・今後の支援方針についての助言を行うため、よこはま成年後見推進センターと連携していきます。また、エンディングノート等を活用して自己決定の実現に向けた取組を進めます。

【29ページ・30ページ】
地域活動の取組事例
・「ささえあいネットワークの会」で広がる見守りの輪(大曽根地区)
年に2回行われている「ささえあいネットワークの会」は、地域の住民が集まり、前半に講座を通した学びあい、後半に情報交換をしています。情報交換では町内会ごとに民生委員・児童委員の進行で、参加者それぞれが地域の状況や変化、気になっていること等を話していきます。「最近、あの方を見かけなくなった」「雨戸が開いているかどうかを見て安否確認をしている」等、住民ならではの気づきを共有し、見守りの輪を広げ、ささえあいのまちづくりを進めています。
・ご近所同士の支えあい「太尾ふれあいクラブ」(大倉山地区)
地域のボランティアと高齢者が相互扶助により安心して暮らせる明るい町づくりを目指す有償のボランティアグループです。地区社協、町内会、民生委員、ボランティアが協力して活動を進めています。
地区在住の65歳以上の方を対象に、買い物、草取り、枝払い、掃除、洗濯、ゴミ出し、薬の受け取り、パソコン指導などの家事援助を行っています。困っているときはお互いに支えあい、助けあおうというグループの思いがとどくように日々活動しています。
・ご自宅に近い場所で参加できます!「ミニデイサービス」(篠原地区)
9つの自治会がある篠原地区。全ての自治会に、行けば顔見知りになれる居場所があります。月1回、集まった皆さんで、お話やお茶を飲んだり体操などをして楽しんでいます。元気だけどバスや電車での外出がおっくうになった方や、家に閉じこもりがちな方が、少しでも外に出て楽しく過ごせる機会となったり、地域で多くの人たちと知り合い、ふれあえる機会となるように取り組んでいます。自宅から歩いていける場所に居場所があることは、いつまでも住み続けたい篠原地区の大きな魅力になっています。
・高齢者の徘徊を早期に発見する支えあいネットワーク「さがしてネット」認知症の理解と地域での見守り「認知症サポーター養成講座」(新吉田あすなろ地区)

「さがしてネット」は、家族が徘徊(ひとり歩き)に気づいた時、メールアドレスを登録した協力者へ、その方の特徴がわかるメールが発信される仕組みです。協力者の皆さんが外出した際に気にかけてもらい、発見できるようにします。また、認知症理解の啓発効果も期待されます。
「認知症サポーター養成講座」は、身近な地域で認知症の方の手助けをしてくれる方を増やす取組です。新吉田あすなろ地区では、新田中学校の生徒に講座を開催しています。講座を開催することになったきっかけは、生徒が徘徊している高齢者を発見し、学校長から民生委員に連絡が入り、高齢者が無事に自宅へ帰ることができたというエピソードからです。 
認知症への理解がつながりを育み、誰もが過ごしやすい街を育みます。


【31ページ】
重点目標2 災害に備えた要援護者支援の取組の推進
[目指す姿]
日頃から住民同士の顔の見える関係づくりや支援の仕組みづくりが行われ、災害時に要援護者に支援を行う準備ができている。
[推進]
自分や家族でできること
・ハザードマップや拠点訓練などを活用してリスクを把握し、いざという時の対策についてあらかじめ身近な方と話しあっておきましょう。
・地域に声をかけあえる知り合いをつくっておきましょう。
地域や仲間同士でできること
・日常的に見守る体制をつくりましょう。
・災害時に助けあえる仕組みをつくっておきましょう。
・要援護者支援を想定した拠点訓練を実施しましょう。
公的機関等が行うこと
・災害時要援護者支援の仕組みづくりの支援を行います。
・多様な区民の人権に配慮した避難所運営を支援します。
・災害時の医療救護活動やボランティア活動の体制整備を進めます。
公的機関等の取組例
◆救急搬送時や災害時への備え
緊急連絡先、身体・生活状況、治療中の病気などを記載したシートを入れて冷蔵庫で保管しておき、救急搬送時等の際に活用する「救急医療情報キット」を希望者に配布しています。
◆女性や要援護者の視点を盛り込んだ避難所運営
避難者の中には負傷者、高齢者、障害者、乳幼児など様々な支援の必要な方がいることが想定されるため、多様な避難者に配慮した避難所の運営に向けた支援を行っています。

【32ページ】
地域活動の取組事例
・防災から福祉を考える「災害時要援護者の見守り」(日吉地区)
日吉地区では町内会ごとに防災の取組を行っています。近年、地震や台風での被害が大きく、防災・減災への意識の高まりもあり、防災訓練には多くの住民が参加しています。区役所と自治会町内会とが協定を締結し、災害時要援護者名簿の共有についても取組を始めました。また、住民自ら防災と福祉の視点で町あるきを行いマップも作成してきました。自助・公助だけでなく、助けあえる仕組みづくりとしての共助も大切にしています。福祉実践活動発表会「光と活力」では、こうした取組を広く地域の皆さんにお届けしています。
・いざという時にも安心「生活安全安心メモ」(菊名地区)
地区に暮らす高齢者に「生活安全安心メモ」を配布しています。メモは、この町で毎日を安全に安心して暮らせるようにと作られました。黄色く目立つ厚紙に、名前、緊急連絡先、かかりつけ医などを記入し自宅の目立つ場所に備えておきます。いざという時に役立つ地区情報(町内会や民生委員・児童委員、老人クラブ、地域活動等)も載っています。実際に使用している方からは「救急隊に生活安全安心メモを渡し正確な情報を伝えられた」「活用はないが連絡先が書いてあり安心」などの声をいただきました。


【33ページ】
コラム
新型コロナウイルスとこれからの地域活動
令和2年の新型コロナウイルスの感染拡大により、人と人とが互いに距離を取り、接触する機会を減らすことが求められるようになりました。
人と人が集まって、直接ふれあい、交流する地域活動は、これまでの活動ができなくなるなど大きな影響を受けました。そうした中、地域での話しあいをオンラインで試みる動きもありました。オンライン会議は遠方からでも参加できる、音声のみでも参加できるなどのメリットがあり、参加者の増加や活動の幅の拡大などの可能性があります。
一方で、オンラインでは直接ふれあう良さを実感できないとの声も聞こえてきます。地域活動に求められているのは、イベントなど直接ふれあって交流する楽しさとの調査結果もあります。また、インターネット環境やICTに関する知識は個人差が大きいことも考慮する必要があります。
地域活動で大切なことは地域のつながりを絶やさないことです。地域活動によるつながりづくりや助けあい、支えあいはオンラインツールを活用するものの、今後も直接ふれあう活動が中心になると考えられます。地域のつながりを守り、活動が継続できるような方法を、考え続けていきましょう。

「ひっとプラン港北」策定に関する地域活動調査結果からみえたこと
・調査概要:第4期「ひっとプラン港北」の策定に際して、新型コロナウイルスによる影響を受けたため、地域活動の現況やまちとのつながりについてインターネットによる調査を行いました。調査の企画・実施に際しては、概ね40歳代の区民の方々と意見交換を行いながら進めました。
・調査期間:令和2年6月15日から7月26日
・回答数:362件

『地域のつながりの重要性が改めて浮き彫りになった』 
「立ち話、近所、公園などでの交流、挨拶が頻繁になった」など対面でのつながりによる安心感についての回答が多く、コロナ禍が地域のつながりの重要性を再認識する機会となっていることが伺えました。
『地域行事、イベントへの期待感が地域活動参加の糸口に』 
地域のイベントが無くなってさびしい、困っているとの声が多く、地域のつながりづくりに地域活動が担ってきた役割の大きさが改めて感じられました。
地域活動は40歳代から関わっていく傾向があります。今回の結果からはまだ地域活動に参加していない30歳代の地域活動への関心の高さがみられました。関心ある活動としては「地域行事、催事、イベントなど」が挙がっています。
『オンラインなど新たなツールによるつながりの可能性はこれから』 
オンラインによってつながる経験は多くの方が持っていましたが、分析の結果オンラインの利用はご近所の付きあいの深さに影響を与えてはいませんでした。
今回のアンケートについては40日間で362件の回答結果を得ることができました。年齢別でも60歳、70歳代の回答者が2割を占め、今後の地域活動にオンラインを利活用していく可能性が示されました。

【34ページ】
・子ども×大学生×地域  みんなで力をあわせてオンライン学習会~ 師岡こども学習会 ~(師岡地区)
師岡地区では、地区の小学生を対象に月1回「師岡こども学習会」を行っています。大学生のボランティアが勉強を教える「学びの時間」、工作やちょっとした実験など工夫をこらしたプログラムで子どもたちの興味をひきだす「みんなの時間」で構成されているのが特徴です。
新型コロナウイルスの影響で自粛が続く中でも「できるだけ今まで通りの生活を」と、大学生ボランティアや地域の運営スタッフが協力しオンラインでの学習会を行いました。今後も地域の子どもたちのために活動を続けていきます。

・暮らしを支えるボランティア「ほっと新吉田」(新吉田地区)
第1期地区計画を検討する際、地域に必要な取組として立ち上がったのが「ほっと新吉田」です。高齢や病気などが原因で生じる公的なサービスや制度ではまかなえない、暮らしの中でのちょっとした困りごと(薬の受け取り、散歩など外出の付き添い、草取り等)を受け止めるボランティアとして対応してきました。
新型コロナウイルス感染拡大中でも(一部の活動は休止しつつ)ゴミ出しのサポート等、生活に必要な支援は、しっかりと感染予防対策をしながら継続。活動が始まった頃から時間がたち、まわりの環境や活動内容は少しずつ変化しても「助けあい・支えあい」の心は色あせず、今日もどこかでまちの助っ人として活躍しています。

【35ページ】
第3章 地区計画
地域では、住民、自治会町内会、地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員、ボランティア団体、福祉関係事業者、NPO法人などが地域の福祉保健活動に取り組んでいます。

1 地区区分と概況
港北区内には、152の自治会町内会があります。
また、自治会町内会の連携調整や地域住民の福祉増進のため、広域的な事業を実施する地域住民組織として、13の地区連合町内会と地区社会福祉協議会があります。

【36ページ】
2 地区計画の策定・推進
港北区では、連合町内会・地区社会福祉協議会エリアを単位とした13の地区ごとに住民が主体となり地区計画策定・推進委員会を立ち上げ、地区計画を策定・推進しています。
地区計画策定・推進委員会は地区連合町内会、地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員、保健活動推進員など、地域の福祉保健活動に関わる団体や関係機関が主体となり構成されています。他、区役所・区社協・地域ケアプラザのサポートスタッフが参加し、計画の策定推進に取り組んでいます。

地区計画 目次
・日吉…光と活力に満ちあふれる日吉~一つひとつの活動が光り、大きな活力に発展するまち~
・綱島…賑わいと安らぎ 古くて新しいまち 綱島
・大曽根…ハートフル大曽根
・樽町…思いあいのまち樽町
・菊名…みんなで支えあうまちづくり 菊名地区
・師岡…わが町師岡 - 未来につなげる・住みよいまちづくり -
・大倉山…『あいの町大倉山』[IV] - ふれあい・支えあい・助けあい -
・篠原…わがまち篠原
・城郷…たすけあうまち城郷
・新羽…「和・輪・話」のまち にっぱ
・新吉田…いいな! みんなのまち 新吉田
・新吉田あすなろ…明るく 楽しく 支えあう ヒューマンネットワーク あすなろ
・高田…みんなが笑顔 助け合いのまち高田

【37ページ・38ページ】
第4期港北区地域福祉保健計画(ひっとプラン港北)

日吉地区計画(令和3~7年度)
光と活力に満ちあふれる日吉~一つひとつの活動が光り、大きな活力に発展するまち~
わたしたちが目指すまち
・みんな元気で笑顔であいさつするまち
・ひろめよう笑顔たやさず明るいまち
・新しいとなつかしさがつながるまち
・みんなでたすけあい 災害をのりきるまち
・住んでよかったと思えるまち
3期計画5年間の町あるきのあゆみと防災マップをまとめた記念誌を作成しました。

【地区の概況】
・地区の概況…区の北部にある地区です。地区内には東急東横線日吉駅、市営地下鉄グリーンラインの日吉駅、日吉本町駅があります。共同住宅に住む人の割合が多い地区です。
・人口等の特徴…人口は約75,180人、世帯数は約37,770世帯、平均世帯規模は1.99人です。(令和2年9月末時点)人口、世帯数は緩やかな増加が続き、特に東横線東側の町で、増加傾向がみられます。20代の転入が多く、子育て世帯が増加しています。高齢者は、単身世帯や高齢の夫婦のみの世帯を中心に増えています。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
「防災から福祉を考える」をテーマに5地区において地域の特性に従い、福祉保健課題に対する話し合いを重ねました。町あるきにより、要援護者などの配慮が必要な人や、崖や塀などの危険箇所や災害時に役立つ情報を確認し、地区ごとに防災マップを作成しました。さらに、これらの取組を「光と活力」福祉実践活動発表会で発表し、広く周知を行いました。
◆地域の現状と課題
日々の活動や町あるきを通じて把握してきた要援護者(高齢者、障害者、子育て世帯など)とのつながりづくりが必要です。また、地区活動の担い手が不足している状況です。
◆今後の方向性
「地域のつながり作りを考える」を4期の共通テーマとし、各地区の状況に応じた取組を進めます。また、インターネットを活用した情報発信を行います。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
5地区のケア委員会の他、自治会町内会、地区社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会などの関係者で構成する日吉地区「ひっとプラン港北」推進委員会を開催し、計画全体の振り返りを行います。

5 地区地域ケア委員会ごとの取組目標と活動内容
日吉地区「ひっとプラン港北」〜共通テーマ〜地域のつながり作りを考える
共通の取組 5地区の取組を広く普及啓発します
・高齢者
・障害児者
・子育て
・ボランティア
・災害時要援護者

日吉町:『様々な世代が交流する場の充実、顔の見える関係づくりの推進』
・情報発信の強化(SNSなど様々な媒体の活用・関係機関との連携)
・「なかよし」や「ひよっしぃ」など、多世代が参画できる交流の場の拡充。
日吉宮前:『情報をひろげていくことで、人と人・人と地域をつなげていく』
・ケア委員会での取組や活動を地域に発信する。
・活動の理解や顔の見える関係づくりにつなげ、興味をもってもらう情報発信の方法を検討。
箕輪:『みのわの輪でつくるつながり』
・災害時要援護者の見守りの実施。多世代交流(ひだまりサロン)子育て支援(WAIWAI みんなの箕輪クラブ)、町内会・子ども会・親和会などの取組を継続。
・SNSやホームページなどの情報発信、オンラインを活用した高齢者のつながりづくりを行う。
日吉本町:『災害時要援護者支援の地図化・地域ぐるみの子育て環境づくり』
・なごみの会、コンフォールサロンのつどい、元気づくりステーションの高齢者支援。
・地域の子どもとの交流と連携。
・「障がい児者のよりどころ  ふれんど」の災害時安否確認方法と共有。
下田:『あなたと地域の絆でたすけあえるまち』
・一人ひとりが地域行事や健康づくりに参加し、住民同士のつながりの大切さが理解されることを目指す。
・感染予防に留意しながら可能なつながりづくりの推進。

これまでの地域の活動 ~全体での取組~
・「光と活力」福祉実践活動発表会
・町あるき

活動に関する問合せ
◆日吉本町地域ケアプラザ
TEL.045-566-0360 
FAX.045-566-0362
HP.http://www.ryokuhokai.or.jp/~hiyosi/index.html
◆下田地域ケアプラザ
TEL.045-563-9081  
FAX.045-563-9083
HP.https://shimoda-cp.jimdofree.com/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【39ページ・40ページ】
綱島地区計画(令和3~7年度)
賑わいと安らぎ 古くて新しいまち 綱島
わたしたちが目指すまち
・みんなが育てあい 育ちあい 愛着のあるまち 綱島
・だれもが元気で優しく 住みつづけたいまち 綱島
・防災防犯で安心安全 たすけあいのまち 綱島
【地区の概況】
・地区の概況…東横線沿線の住宅地で、地区の中央に綱島駅、南側は鶴見川に面しています。現在、新綱島駅周辺の整備と開発が行われており、今後、町は大きく変わります。
・人口等の特徴…居住歴が10年未満の人が6割を超え、平均世帯人員は区の平均を上回っています。
・福祉保健活動の状況…防災・防犯に関する意識が高いほか、様々な行事やイベントを通じて住民同士の交流に取り組んでいます。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
子育て支援関係者による子どもの安全確保に向けた検討や、地域の子育てマップの作成、災害時に支援を要する方への見守り等の取組を進めてきました。また、身近な地域の情報発信や交流の場づくりに取り組んでいます。
◆地域の現状と課題
交通の便の良さなどから、今後も若い世代の転入が予想される地区です。一方で、特に若い世代で地域活動に参加しない住民も多いことや、ひとり暮らしの高齢者も増えています。また、コロナ禍により、これまで以上に地域内の交流が希薄となっています。このため、地域住民のつながりを広げ、多くの住民に取組に参加してもらうことが課題です。
◆今後の方向性
多くの住民に地域とつながり、愛着を感じてもらい、活動に参加してもらえるよう、まちの魅力を発信し、身近な地域での交流を活発にしていきます。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
自治会町内会や地区社会福祉協議会、各活動団体が、計画に基づいて推進を行い、地区計画推進委員会でその状況を共有します。地区計画推進委員会は、各活動団体等の代表者で構成し、地区計画の進ちょく状況の確認や振り返り、今後の方向性を検討する他、一部の事業を実施します。

目標
・住民同士の顔の見える関係づくりを進めます
・子どもたちを地域で見守り、子育てにやさしいまちをつくります
・地域活動の中核となる人材を確保します
・誰もが参加できる健康づくりの活動を増やします
・情報が伝わり、相談しやすい環境づくりを進めます

これまでの地域の活動
・「歌声サロン」の開催
・「健康体操」の開催
・「つなしま子育て地域情報」の発行
・「防災袋」の配布

活動に関する問合せ
◆樽町地域ケアプラザ
TEL.045-532-2501
FAX.045-533-0025
HP.https://www.y-kyousei.or.jp/tarumachi-cp/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【41ページ・42ページ】
大曽根地区計画(令和3~7年度)
ハートフル大曽根
わたしたちが目指すまち
いつまでも住みたいまち大曽根
交流の盛んなまちささえあいのあるまち安全、安心なまち

【地区の概況】
・地区の概況…東横線の綱島駅と大倉山駅の中間にあり、戸建て住宅が多い住宅地です。
・人口等の特徴…居住歴が長い人が多く、港北区の中では高齢者の割合がやや多い地区です。一方、鉄道沿線で利便性が高いこともあり若年層の転入傾向が続いていることから、20歳代後半~40歳代の世代も多く暮らしています。一人暮らし世帯が増加し、二人暮らし世帯と合わせて世帯全体の2/3を占めるようになっています。人口、世帯数は今後緩やかに減少し始め、高齢者の割合が増加していきます。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
「ザ・ニュース大曽根」「イベントカレンダー」の発行や「ハートフル大曽根ホームページ」で、地域の情報発信に力を入れてきました。防犯・防災の啓発、 認知症予防などの住民向けの講座を行いました。
◆地域の現状と課題
地域では高齢者向け、子育て世代向けなど多くの活動が盛んですが、担い手不足です。一人暮らしや夫婦二人暮らしの高齢者が増えており、見守りが必要となってきています。一方で新しい住宅を中心に若い世代も増えており、新旧・異世代の住民交流が課題です。
◆今後の方向性
これまでの取組を継続できるように、団体間の連携やあらたな人材の発掘に取り組んでいきます。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
地域で活動するそれぞれの団体計画に基づいて取り組みを行い、「ハートフル大曽根」事業推進委員会でその状況を共有し、進捗状況の確認、振り返り、今後の方向性の検討を行います。

目標
◎行事や活動に多くの方が参加し、交流の盛んなまちづくりを進めます
・地域の行事や活動を住民に知らせ、多くの方の参加を促します。
・子どもから高齢の方まで参加できる場を増やします。
◎穏やかな見守り、ささえあいのあるまちづくりを進めます
・地域で見守りささえあいの活動を継続、充実します。
◎いつまでも住み続けたい、安全、安心なまちづくりを進めます
・防犯パトロールや登下校の見守り活動を継続し、多くの方に参加を呼びかけます。
・災害に備える活動を充実します。

大曽根地区の主な活動
・盆踊り大会
・大曽根八幡神社例大祭
・健民祭
・大曽根みんなの福祉まつり
・おおそねハートフルコンサート
・地域防災拠点訓練
・下校時パトロール(S隊)
■情報発信
ザ・ニュース大曽根イベントカレンダー
ハートフル大曽根ホームページ https://www.heartful-osone.com
■高齢者
・配食よつ葉会
・火曜・木曜サロン
・夕どきサロン
・らくらく体操
・花しょうぶ(ミニデイサービス)
・ささえあいネットワーク
■子育て・子ども
・赤ちゃん会
・おおそねちびサロン
・べビそね
・子ども会
・ペットボトルロケット大会
■趣味・健康
・棋楽会
・折り紙教室
・大曽根歩こう会
・健康麻雀サロン
・男の料理教室
・ペタンク/グラウンドゴルフ

活動に関する問合せ
◆樽町地域ケアプラザ
TEL.045-532-2501
FAX.045-533-0025
HP.https://www.y-kyousei.or.jp/tarumachi-cp/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【43ページ・44ページ】
樽町地区計画(令和3~7年度)
思いあいのまち 樽町
・人の輪がひろがり、顔が見えるまち
・みんなが助けあい、 心のふれあうまち
・明るく挨拶、声をかけあう住みよいまち

【地区の概況】
・北側に「鶴見川」、南側に「熊野神社市民の森」、真ん中に「新幹線」が通っています。
・綱島ラジウム温泉発祥の地としても知られ、大正から昭和中期までは温泉と田園が中心でしたが、高度経済成長期には工場や倉庫が並ぶ工業地帯となりました。
・東急東横線の綱島駅と大倉山駅の間にあり通勤や通学に便利なことから、徐々にマンションや戸建ての住宅地に変わり、人口が急激に増加しています。 
★17,764人(2021年9月末現在) ※10年間で約34%増加

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
①住民同士の交流
「樽町移動動物園」、「樽町歩こう会」、「ふれあいのつどい」などの企画開催
「樽町体育祭」「杉山神社お祭り」などの地域イベントへの協力
②子育て支援・高齢者支援
「ちびたる」、「交通安全教室」、「樽町なごみ食堂」、「わかば会」などの開催支援
親と子のつどいの広場「ひだまり」の情報発信支援
③情報発信
「思いあいのまち樽町」(HP)の運営、「イベント掲示板」の発行
◆今後の方向性
①②コロナ禍においても、関係づくりや支援ができる方法を検討していきます。
③「たるまち LINE 掲示板」によるスマートフォンへの情報配信を開始し、樽町地区のSNS、オンライン会議の利用を推進します。
④介護(認知症を含む)に関する支援の取り組みを検討していきます。
樽町地区福祉保健計画は、地域の住民と団体(樽町連合町内会、樽地区社協等)が港北区と連携して、「誰もが自分らしく安心して暮らせるまち」を目指して策定しています。

「思いあいのまち 樽町」これまでの地域の活動
・樽町移動動物園…竜宮城には行けるかな?
・樽町歩こう会…名所や旧跡を一緒に巡る
・樽町体育祭…今年は優勝!ガンバレ-
・わかば会…食膳を囲み弾む笑顔!
・ひだまり…歯磨き教室、磨けたかな?
・樽町なごみ食堂…世代を問わずカレーの夕べ
・樽町 LINE 掲示板講習会…講師を招き、初心者レッスン
・ふれあいのつどい…樽町中学和太鼓部の熱演
・ちびたる…親と子の交通安全教室
・防災訓練…情報伝達訓練

樽町公式ホームページ
https://www.tarumachi.org/

活動に関する問合せ
◆樽町地域ケアプラザ
TEL.045-532-2501
FAX.045-533-0025
HP.https://www.y-kyousei.or.jp/tarumachi-cp/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【45ページ・46ページ】
菊名地区計画(令和3~7年度)
 みんなで支えあうまちづくり 菊名地区
わたしたちが目指すまち
子どもから高齢者まで安心して暮らせるまち
健康づくりと交流で元気に暮らせるまち
安全安心に暮らす環境が整うまち

【地区の概況】
・地区の概況…区の中央部に位置し、大規模なオフィスや商業地である新横浜と住宅地である菊名駅周辺が混在します。公的施設、医療機関、商業施設が多くなっています。大倉山駅、菊名駅、新横浜駅が利用され、新幹線の停車駅もある交通の利便性が高い地区です。
・人口等の特徴…菊名地区の人口は約40,750人、世帯数は約22,580世帯、平均世帯規模は1.80人です。(令和2年9月末現在)人口・世帯数は増加し、特に大豆戸町、新横浜 1 丁目では人口、世帯数が増加しています。高齢者は増えており、今後も後期高齢者を中心に増加傾向が続きます。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
地区内での課題や住環境が異なることから、民生委員児童委員協議会の地区ごとに活動を進めています。令和元年度より新横浜地区民生委員児童委員協議会が増え、4地区となりました。
菊名北地区は「高齢者110番」の設置、大豆戸地区は障がい児者理解の啓発や見守り、篠原北地区は高齢者やこどものためのベンチの設置、新横浜地区は防災設備の充実など、様々な対象に向けた取組を行いました。また全ての地区で、高齢者の認知症予防(スリーA※1)や子育てサロンを行い、住民間のつながりづくりを進めました。
◆地域の現状と課題
高齢者の単身世帯や20~30代の若い世代の転入増加により、地域とのつながりづくりが求められています。さらに令和2年からの新型コロナウイルス感染症拡大において、外出自粛による心身への影響や、今までの見守りささえあいが困難になる事態が続きました。
引続き、近隣との顔の見える関係づくりや見守りあいを進めます。
◆今後の方向性
生活安全安心メモの普及啓発や見守り支援、高齢者のフレイル予防※2(ウォーキング、ラジオ体操などの健康づくり活動)、災害時要援護者支援、子育て支援、地域情報の発信など、4地区共通の取組と、各地区の特性に合わせた具体的な計画を推進します。
※1 スリーA:「明るく、頭を使って、あきらめない」の頭文字でスリーA。手遊びや道具を使い、認知症予防を行う。
※2 フレイル:筋力低下など、年齢を重ねたことで生じやすい衰え全般。

4期の目標と取組
4地区共通
・健康づくりの取組
・スリーAの取組
・生活安全安心メモの普及

菊名北
◆菊名北町町内会
◆大倉山喜久和会
健幸(心も身体も健康)に暮らせ、困った時に助け合えるまち
➀災害時の情報発信と協力体制の準備として、町内会のホームページを充実します。
②町内会を地域の交流の場として活用します。
③高齢者のスマホ講座を開催します。
④子育て世代に向けた公園遊び、読み聞かせ会を拡大します。
⑤異世代交流の機会を検討します。

大豆戸
◆大豆戸町内会
◆大倉山ハイム町内会
「おたがいさま」でつながろう
➀町内会館の情報発信力(ホームページ・オンライン)を生かし、新しい活動を通して地域住民の交流の場として活用します。
②地域内各所で、元気づくりの活動(ラジオ体操・ウォーキング・グランドゴルフ等)や介護予防活動(スリーA体操・脳トレ)をさらに広げます。
③要援護者名簿の活用により、お互いの見守り(共助)を積極的に行えるようにします。

篠原北
◆錦が丘町内会
◆表谷町内会
◆泉ヶ丘町内会
◆ふじ町内会
キーワード「動かそう」
➀フレイル予防として屋外でのラジオ体操や30分~1時間のウォーキングを行います。
②ちょっとしたお休み処として設置したベンチを急坂など必要とされる箇所に今後も増設します。
③感染症予防に配慮し、スリーA教室や1,2,3歳児の会、子育てサロンなど屋内の活動に取り組みます。

新横浜
◆新横浜町内会・新横浜自治会
◆アデニウム新横浜自治会
しんみになって よろこびをわかちあおう こころから
➀住民だれもが「つながって、ささえあって、そして明るい未来へ」向かうために、心も身体も健康でいられることを目標にします。感染症予防に配慮し、屋外の活動も増やします。
②子育て世帯向けの「生活情報マップ」の準備をし、家庭内での情報共有を目指します。
③災害用トイレやかまどベンチなどの使用訓練を行い、災害に備えます。

活動に関する問合せ
◆大豆戸地域ケアプラザ
TEL.045-432-4911
FAX.045-432-4912
HP.http://www.hama-wel.or.jp/branch/mamedo/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
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【47ページ・48ページ】
師岡地区計画(令和3~7年度)
わが町師岡-未来につなげる・住みよいまちづくり-
わたしたちが目指すまち
・「こんにちは」と笑顔で挨拶できるまち 師岡
・みんなの知恵を生かして進むまち 師岡
・あたたかく地域が見守る子育てのまち 師岡
・こまったら相談してよと言えるまち 師岡

【地区の概況】
・地区の概況…区の東側中央に位置している地区で、戸建住宅に住む人が区平均と比較してやや多く、持ち家に住む世帯の比率が60%程度です。地区の北側と南側は丘になっており、地区の中央を幹線道路環状2号線が通っています。最寄りの鉄道駅は大倉山駅です。
人口等の特徴…20~34歳が転入し増加する傾向が続いています。6歳未満の子どものいる世帯のほとんどが夫婦と子どもの世帯です。今後、年少人口は安定した状態が続き、高齢者数は増加する傾向が続きます。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
3期では、4つの分科会(①地域活性化・情報発信 ②子育て ③住民交流 ④見守り・支援)に分かれて企画し、活動を行いました。
① ホームページを活用した広報活動や落語会・寄席等のイベントの企画、パソコンサロンの開催
② ラジオ体操、かけっこ練習会の開催・師岡子ども学習会の実施
③ 健康麻雀や男の料理教室の開催、住民交流の場としての「里山クラブ」の開設
④ 老人会や民生委員との連携による、ひとり暮らし高齢者の見守り活動や認知症サポーター養成講座の開催
◆地域の現状と課題
4つの分科会で取り組みを行う中で、各町内会での様々な見守り活動や、様々なイベントが行われ多くの住民が参加するようになっているとともに、これまで地域の中で育んできたつながりについての再確認も行うことができました。こうした地域のイベントへの参加による地域の連帯感をより持てるように活性化させるとともに、これらの企画や運営にも関わる若い力を増やしていくための工夫が必要です。
◆今後の方向性
3期における各分科会の活動を発展させ、町内会の各事業部活動の活性化と連携を深めることで、地域での助けあいや支えあいの輪をひろげていきます。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
地域の活動団体や分科会で取り組みを進め、地区計画推進委員会において進ちょく状況の確認、振り返りと今後の方向性の検討を行います。

師岡地区計画推進の柱
G.1 情報共有で絆を深めるまちづくり
G.2 次世代を心で繋ぐ人づくり
G.3 明るく声掛け安心づくり
■師岡地区ネットワーク
・環境事業推進部…減量化・資源化・一般廃棄物の適正処理、地域の清潔な保持等の推進に関する横浜市の施策への協力等を行います。また、ヨコハマ3R夢プラン及び環境事業の円滑な運営と師岡地区の生活環境の向上を図ります。
・広報部…わが町師岡の活動の情報を発信します。
・交通防犯部…交通・防犯の抑止力となるよう活動しています。
・師岡防災会…町内全域での火災・災害発生時の救助、師岡地区の皆様への防災知識の普及啓発、火災予防の広報を行います。
・家庭防災部…『災害に強い街』を作るために防火、防災、減災のスキルを身につけ、HPなどで町内の皆様に発信します。
・子ども会…地域ぐるみで子どもたちの健全な育成を支援します。
・スポーツ推進部…スポーツを通じて町内の皆様の健康維持とコミュニケーションの場を作ります。
・ミニバスケットボール部
・ソフトボール部
・テニス部
・剣道部
・青少年指導部…次世代を担う青少年が健やかに、のびのび育つことは、社会全体の願いです。学校、家庭、地域社会、行政が一体となり青少年のより良い、地域環境を作り上げる必要があります。他団体とも連携し「青少年の健全育成」に向け活動していきます。
・老人クラブ連合会…師岡地区社会福祉協議会と連携し、高齢者の健康づくりや福祉活動に取り組みます。
・師岡女性の会…師岡地区社会福祉協議会と連携し、健康体操など健康づくりや福祉活動に取り組みます。
・保健活動推進員…師岡地区社会福祉協議会と連携し、ウォーキングなど明るく元気に自立できるよう、皆様を支援します。
・高齢者見守り隊…誰もが安心して暮らせる見守り活動で皆様をサポートします。
・民生委員・児童委員…子どもも高齢者も安心して暮らせるよう、活動していきます。
・子育てルームどーなつ
・師岡小学校・樽町中学校キッズスクール師岡学童保育所師岡トレッサ学童クラブともだちの丘
・もろおか里山倶楽部
・こども学習会
・師岡地区連合町内会師岡地区社会福祉協議会「ひっとプラン港北」師岡地区計画推進委員会
・トレッサ横浜コミュニティハウス

活動に関する問合せ
◆樽町地域ケアプラザ
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【49ページ・50ページ】
大倉山地区計画(令和3~7年度)
『あいの町大倉山』【IV】-ふれあい・支えあい・助けあい-大倉山地区計画
わたしたちが目指すまち
・住民一人一人がつながり、助けあいのできるまち 大倉山
・住民同士があいさつし合うことから、心を太っちょにしていくまち 大倉山
・新しい住民が増えているまちであり、新旧住民や世代を超えて「ふれあい・支えあい・助けあい」、いざという時にも強いまち 大倉山
・住民みんなが積極的に地域活動に参加して、健康で住み良いまち 大倉山

【地区の概況】
・地区の概況…東横線沿線の地区で、地区内に大倉山駅があります。地区の西側は鶴見川に面し、北東側は大倉山公園や太尾見晴らしの丘公園等がある丘になっています。共同住宅に住む人の割合が多く、70%を超えています。
・人口等の特徴…人口は約25,310人、世帯数は 約12,220世帯、平均世帯規模は2.07人です。令和2年9月末現在)人口 ・ 世帯数は緩やかに増加し、20歳代の転入や6歳未満のこどものいる世帯が増えています。高齢者も増加し、今後20年間で現在の1.5倍近くになる見通しです。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
子育て支援・青少年の健全育成・健康づくり・高齢者支援等の6つの社会福祉協議会の部会活動や、地域の交流イベントを実施してきました。また地域住民の交流を深めるため「大倉山夢まちづくり実行委員会」を設立し、町内会・商店街・地域の団体が一体となって健康で住み良い町づくりを進めています。 平成30年~令和2年度には、横浜市みどりアップ計画の「花と緑のまちづくり」活動に町全体で取り組み、各町会にそれぞれ花壇を創設し、憩いの場・交流の場を拡充しています。
◆地域の現状と課題
子育て世代を含め住民が増えている地域であり、子育て支援や児童の見守り活動の充実をはかることが求められます。また、高齢者が年々増加の傾向にあり、高齢者への支援活動をより充実していきます。住民だれもが世代や新旧を問わず、安心して健康で住み良い町づくりを目指して活動します。
◆今後の方向性
住民の意向を確認しながら部会活動を進めていきます。「花と緑」を通じた地域の交流活動や地域のイベントへ多くの住民が参加できるよう情報発信します。(ホームページでの発信も活用します)学校・地域・防犯連絡協議会等と連携して、あいさつ運動などを通じ住民同士の交流を活発化させることにより、通学路等の安全確保や、いざという時にも強い絆を目指し活動していきます。また、災害時要援護者の情報共有・安否確認など、災害に備えた取組を継続します。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
進捗状況の確認・振り返りは毎月1回の「大倉山夢まちづくり実行委員会」の推進会議で行います。推進会議の構成メンバーは連合町会・地区社協の役員及び理事、商店街役員、地域の各団体の代表者となっており、行政の関係者の皆様にもご出席頂き開催しています。

今後5年間の目標
●子育て中の方が安心して暮らせるやさしい町づくりを進めると共に、青少年にとって 健全な環境づくりを推進します
●誰もが健やかに安心して暮らせる環境づくりや活動を推進します
●新旧住民及び世代を超えた地域住民の交流活動を行い、地域の絆を強めていきます
●地域の団体が主催する交流活動に、協賛または協働で活動をします
●多くの住民が活動に参加できるよう、地域の情報を発信します

これまでの地域の活動
●子育て支援活動…子育てサロンの開催
●青少年の健全育成活動
・小中学校長、PTA、地域が協働で検討会の実施
・「子ども110番の家」の有効的な運用の検討
・あいさつ運動を広く推進していくことを検討、そして地域の絆を強くしていきたい
・今後も、毎月一回の会議で積極的に推進する
●災害時要援護者支援の仕組み作り
●高齢者・障がい者支援活動
・高齢者への家事支援
・高齢者向けのサロンの開催
・元気づくりステーションの開催
・グラウンドゴルフ等の交流会
●地域住民の交流活動
・支えあいまつり
・さくらまつり
・ウォーキング
・「花と緑」の活動
●地域団体への支援活動
・子育て支援拠点:どろっぷデー
・大倉山商店街:ハロウィン
・みどりアップ:駅前花壇の花植え
・ミエル:シニアサロン
・祭礼:全町会の神輿・山車合同パレード
●地域への情報発信
・ホームページ  http://okura-yumemati.com/
・「大倉山のふくし」「みどりアップニュース」の発行
・ちらしや掲示板での行事のお知らせ

活動に関する問合せ
◆大豆戸地域ケアプラザ
TEL.045-432-4911
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HP.http://www.hama-wel.or.jp/branch/mamedo/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
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◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
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【51ページ・52ページ】
篠原地区計画(令和3~7年度)
わがまち篠原
わたしたちが目指すまち
 安全で安心して暮らせるまち
ひとりひとりが つくる 篠原
子どもも大人も いきいき 篠原
みんなで 声をかけあう 篠原
【地区の概況】
・地区の概況…区の南部に位置し、地区内には東急東横線の妙蓮寺駅、市営地下鉄ブルーラインの岸根公園駅があり、菊名駅や新横浜駅にも近い位置にあります。戸建て住宅に住む人の割合が約43%を占め区の平均(約38%)を上回っています。
・人口等の特徴…人口は約41,580人、世帯数は約20,630世帯、平均世帯規模は2.02人/世帯です(令和2年9月末時点)。20歳代の転入が増加しており、全体として人口や世帯数は緩やかに増加する傾向が続いています。また、6歳未満の子どものいる世帯が増えています。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
1.「わがまち篠原」連絡会の定期開催(毎年11月)
2.「わがまち篠原」活動報告会の定期開催(毎年3月)
3. 篠原福祉ネットワークのメンバー拡充(ミニデイサービス+とも・とも篠原、しのはら相談室、オレンジしのはら)
4.「わがまち篠原」ホームページの二次元バーコード作成
5. とも・とも篠原(障がい児放課後余暇支援事業)の対象者拡大(従来は小学5年生~だったが、小学4年生~中学3年生へ変更)
6. しのはら相談室の対象業務に「安心コール」(安否確認)を追加
7. ルンルンロコモ体操教室の新規開催(月3回)
◆地域の現状と課題
地域の現状
・自治会毎のミニデイサービスなど、福祉活動が多数行われている。
・山坂のある地形と地域住民の高齢化により、自宅に閉じこもりがちな方が増えている。
課 題
・地域・福祉活動の担い手の高齢化と共に、男性および若い世代の担い手が少ない。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
・「わがまち篠原」連絡会にて計画推進状況を確認し、「わがまち篠原」活動報告会で当該年度の振り返りを行い、次年度の取り組みに繋ぐ。

今後の方向性 【現在の個別活動の継続・充実と下記2~6を踏まえた活動】
1 現在の個別活動の継続・充実
➀高齢者支援
・篠原福祉ネットワーク委員会
・しのはら人生一服亭
・さわやか昼食会
・ルンルンロコモ体操教室
・元気づくりステーション(ゆっくり歩幸会)
・ミニデイサービス(9団体)
・老人会(9団体)
・オレンジしのはら
・しのはら相談室見守り(しのはら相談室、COCOしのはら)
②障がい者支援
・コーヒーふれんど
・とも・とも篠原
③子育て支援
・子育てサロン らっこ…対象;未就園児親子
・しのはランド…対象;未就学児親子、異世代交流
・親子学級「ふれんど」…対象;3・4歳児親子
・パパれん…対象;未就学児父子
・くれよん KID’S…対象;0歳~未就園児親子
・わんぱく同盟…対象;1歳頃~未就園児親子
・はぴっこ…対象;0歳~未就園児親子
・NPO横浜子育て支援グループ ぽっけ…対象;就学前児童(主に0歳~3歳)
・COCOしのはら…対象;1歳~3歳
・子ども会(10団体)…対象;小学生児童
2 子育て世代の母親への支援
・子育てや家事の負担が女性へ集中し過ぎている現状の認識
・男性の意識改革、実態改善の必要
・母親のリフレッシュ、自由な時間やゆっくりする時間を、皆で協力して造りだす
3 多様性(障がい児者、LGBT等)の理解と支援
・現実や実態をもっとよく知り、理解しよう
・誰もが気やすく参加できる場を作ろう
4 ボランティア活動の担い手の発掘
・一人に1つのボランティア活動
・男性や中高生への具体的な呼びかけ
・「よこはまシニアボランティアポイント」制度の活用
5 つながりの広がり
・篠原福祉ネットワークの拡充
・今あるネットワークを活用した困りごとの検討
・合同文化祭を越えた、篠原地域ケアプラザ・篠原地区センターとの連携
・学校との連携強化
6 ホームページの活用
・各団体が各自で更新できる体制を確立する為の研修や、取り組みの展開
・区役所、区社協のホームページとのリンク
・次世代の人材確保
・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等、発信方法の多様化と活用を検討

活動に関する問合せ
◆篠原地域ケアプラザ
TEL.045-423-1230
FAX.045-423-1257
HP.http://www.yokohamashakyo.jp/shinohara/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【53ページ・54ページ】
城郷地区計画(令和3~7年度)
たすけあうまち城郷
わたしたちが目指すまち
・世代や立場を越えた交流が「ひろがるまち城郷」
・担い手が広がり、活動が「つながるまち城郷」
・助け合いや支援の輪が「とどくまち城郷」
・必要な情報が伝わり、相談しやすい「安心のまち城郷」
「子育て」「見守り」「地域活性化」3分科会が分担しつつ連携して取組みます。

4期の取組目標
◆地域住民が安心して暮らせるまちを目指します。
[取組]
・障がい児者等の災害時要援護者支援の学習会開催  
・支えあい連絡会主催の講座を支援
◆子育て中の世代が安心して暮らせるまちづくりを推進します。
[取組]
・子育てサロンの開催頻度向上
・子どもの交流の場の新規開設
・しろさと地区放課後プラザの活動への継続支援
・たまりBAこづくえの活動への継続支援
・障がい児者への理解向上を目指した学習会開催
◆地域住民が互いに交流を深め、「顔の見える関係づくり」を進めるとともに、誰もが安心して健やかに暮らせるまちを目指します。
[取組]
・ホッとカフェ(みんなの居場所)やクローバー会、濱なかまなどへの活動支援
・介護予防、認知症予防、健康増進の各活動推進
◆5年後、10年後を見据え、地域活動の核となる人材の確保を目指します。
[取組]
・人材確保のための周知を推進
・担い手確保のための仕組みづくりの構築
◆必要な人に必要な情報が伝わり、相談しやすい環境づくりを進めます。
[取組]
・地域活動の「見える化」と「普及啓発」
・地域活動団体との交流と連携強化
・様々なツールを活用した情報発信の実践

【地区の概況】
・地区の概況…新横浜の都心地区に隣接しており、JR横浜線小机駅、市営地下鉄ブルーラインの岸根公園駅があります。地区の北側は鶴見川に接する平地で、農地も残っています。地区の南側は起伏のある丘で、樹林地が残る住宅市街地になっています。
・人口等の特徴…人口は24,169人、世帯数は11,765世帯、平均世帯規模は2.05人です。(令和2年9月末現在)人口・世帯数は少しずつ増加しています。6歳未満の子どものいる世帯は緩やかに減少していますが、20代の転入は増加しています。高齢者の単身世帯が増えています。

3期計画の振り返り
◆今までの取組
・「誰もが安心して暮らせるまち城郷」の実現を目指し、「ホッとカフェ」(みんなの居場所)の地域開放や「クローバー会」「とりやまの郷」など新たな居場所を創出しました。
・子育てサロンの臨時開催やたまりBAこづくえの支援を行い、子どもの居場所を拡充しました。
・「支えあい連絡会」や「見守り分科会」では、高齢者・障がい児者の理解を深めるための勉強会を開催しました。
・「地域活動団体交流会」を実施し、自治会町内会と地域活動団体とのネットワーク構築を推進しました。
・「城郷探検」を開催し、男性の地域参加へのきっかけづくりを行いました。
取り組みの紹介
・障がい児者理解の勉強会の開催(地域ケアプラザ)
・高齢者サロン「とりやまの郷」での体操(鳥山公民館)
・地域活動団体交流会で活動交流(地域ケアプラザ)
◆地域の現状と課題
・古くから住んでいる住民の多いエリアがある一方、若い世代の転入が増え、地域のつながりが希薄になっています。住民同士が交流できる、身近な居場所が必要です。
・地域活動が盛んで、多くの方が活動に参加してくださいますが、担い手は不足している状況です。引続き、新たな担い手の発掘・確保に力を入れて取り組むことが必要です。
・必要な人に必要な情報が的確に届くような仕組みづくりが必要です。
◆計画推進の体制
・地区連合町内会、地区社協をはじめ、地区民児協、地域支えあい連絡会、地域ケアプラザ、地区ボランティア連絡会等により「たすけあうまち城郷」推進委員会を構成します。定期的に会議を開催し、年度ごとに振り返りを行います。推進委員会は、「子育て」「見守り」「地域活性化」の3分科会に分かれ、連携しながら取組を推進します。

活動に関する問合せ
◆城郷小机地域ケアプラザ
TEL.045-478-1133
FAX.045-478-1155
HP.https://shuhokai.or.jp/office/kohoku-ku/cp-kozukue.php

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【55ページ・56ページ】
新羽地区計画(令和3~7年度)
「和・輪・話」のまち にっぱ
わたしたちが目指すまち
絆のまち にっぱ
高齢者が楽しく元気に活動できるまちにしよう
住んでいる人どうし、支え合うまちにしよう
一人ひとりが地域のことに関心を持つまちにしよう
子どもが大人になっても住み続けたいまちにしよう
お互いにあいさつをし、みんなで明るく安心できるまちにしよう

【地区の概況】
・地区の概況…地区の中央を南北に市営地下鉄ブルーラインが通り、新羽駅と北新横浜駅の2駅を擁し、高速横浜環状北線の新横浜出入り口も設置され、交通の利便性が高いことから、住宅街だけでなく、工場や倉庫の立地も見られます。近くの鶴見川の堤防ではジョギング、ウォーキング、サイクリングが楽しめます。西側には丘陵が拡がり、公園、畑、山林、竹林が点在し自然の多い地域です。
・人口等の特徴…人口、世帯数は今後も緩やかに増加します。20歳代を中心に、若い方の転入が増える傾向にあります。一方、割合は少ないものの、高齢の単身世帯や高齢の夫婦のみの世帯は増加しています。後期高齢者は引き続き現在と同じ傾向で増加し、今後10~15年間で現在の倍近くになります。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
3期は5つの部会(健康づくり、担い手・情報発信、子ども、住民交流、見守り)で掲げた目標ごとに、下記のような具体的な取り組みを進めてまいりました。
・「月例ウォーキング」「ポールウォーキング」の実施、「大新羽音頭」の普及推進、「スリー A」の開 催などを通じた健康づくり
・イベントカレンダーの発行による地域の情報発信
・「ふれあい写真教室」「男の料理教室」の開催による住民間の交流促進
・自治会と町内会と民生委員等が連携した災害時要援護者支援の取り組み
◆地域の現状と課題
様々な地域の行事や活動が活発に行われていますが、新たな担い手の発掘が課題となっています。
◆今後の方向性
・4期は新たに「健康づくり」「住民交流」「情報」の3つの部会に再編成します。現在行っている地 域活動をより充実させ、新たに必要と思われる取り組みなどに着手し、団体同士の連携を深めていきます。

目標
・新羽の魅力を多くの住民に伝えます。
・地域でできる見守り、支えあいの取り組みを進めます。
・地域ぐるみで子どもを育み、子どもたちのふるさとづくりを進めます。
・健康づくりや介護予防につながる活動への参加者を増やし、地域を活性化します。
・気軽に行くことができる場や機会を増やし、自宅に閉じこもりがちな方の参加を呼びかけます。
・高齢者や障害者などへの理解を深める活動を進めます。

これまでの地域の活動
・月例ウォーキングの実施
・ふれあい写真撮影会
・野菜作りを通じた健康づくり
・イベントカレンダーの発行
・地域食堂の活動支援

活動に関する問合せ
◆新羽地域ケアプラザ
TEL.045-542-7207
FAX.045-531-7011
HP.http://nippa-cp-ch.jp

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
FAX.045-540-2368
Eメール ko-fukuhoplan@city.yokohama.jp
◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
Eメール info@kouhoku-shakyo.jp

【57ページ・58ページ】
新吉田地区計画(令和3~7年度)
いいな! みんなのまち 新吉田
わたしたちが目指すまち
 地域とのつながりを大切にみんなが手をつなぐまち 新吉田
~支えあい 明るく安心して暮らせるまち~
~世代間の交流 話し合いができるまち~
~なかよく健康にすごせるまち~

【地区の概況】
・地区の概況…区の中央部にあり、早淵川と鶴見川に面しています。地区の東側は戸建てが多く、マンションも点在し、工場等の企業拠点があります。西側は起伏の激しい丘陵地で、農地や樹林地が残ります。令和2年度に宮内新横浜線が整備され、交通の利便性が向上しました。
・人口等の特徴…居住歴の長い人が多く、一人暮らしの高齢者が増えています。今後は高齢化が進み65歳未満の人口は緩やかに減少する見通しです。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
第3期中の平成30年度に新たに「健康づくり部会」が発足し、4部会で取組を推進しています。第3期中には、未就学児子育てサロン「フリースペースよしだっこ」や、心身の健康づくりに取り組む「やすらぎ塾」など、新たな活動が創出されました。災害時要援護者支援体制の勉強会では、全町会の取組を共有しました。また、高齢者の徘徊(ひとり歩き)を早期に発見する支えあいネットワーク「さがしてネット」により、見守りの体制を強化しました。
◆地域の現状と課題
・健康づくりやサロン等の福祉保健活動が活発で、近隣同士の見守りが根ざす地区です。
・既存の活動においても担い手が不足している状況を踏まえ、周知を進める必要があります。
◆今後の方向性
「子育て支援部会」「高齢者支援部会」「災害時要援護者支援部会」「健康づくり部会」の4部会を中心とし、感染予防に注意しながら、活動に取り組みます。
◆計画推進の体制・振り返りの方法
4部会での取組に加え、町内会・自治会、地区社会福祉協議会、地域福祉活動団体の代表者で構成した推進委員会を、年2回以上開催します。また、地区連合町会長会議の場でも進捗を共有します。

4期の目標
【健康づくり】誰でも参加できる「からだとこころの健康づくり」の活動を推進します。
【高齢者支援】高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりを進めます。
【子育て支援】安心して子育てが出来るまちを目指します。
【災害時要援護者支援】要援護者の実情を日頃から把握し、災害時、支援が必要な人を地域で支える取組をします。

新吉田地区の活動と今後の取組
【子育て支援】
★「よしだっこ」「フリースペースよしだっこ」のクリスマス会や夏祭りには、多くの方が参加してくれました。
「よしだっこ」のご案内 リーフレットも作成しました!
★「オンラインよしだっこ」令和2年度は感染症対策として、おうちで出来る手遊びや工作を、動画で配信しました。
【災害時要援護者の支援】
★日頃から要援護者の状況を把握します。
★災害発生時に円滑な支援ができるように取り組みます。
★要援護者支援の活動について、定期的に啓発します。
★災害時要援護者マップの調整、情報カード等の作成、勉強会などを実施しました。
【高齢者への支援】
★「さがしてネット」の取組では認知症行方不明高齢者捜索模擬訓練に加え、小学生の保護者の皆様へ広報もしていきます。
★老人会ではグラウンドゴルフ、趣味の会などを開催し、地域の交流を深めています。
★認知症サポーター養成講座を実施し認知症に対する正しい知識を広めています。
★一人暮らし高齢者の火災を予防するために、呼びかけや訪問を行います。
【健康づくり】
健康維持の意識の高い新吉田地区では、やすらぎ塾および各自治会を中心に健康づくり活動に取り組んでいます。
★「やすらぎ塾」…ウォーキングや健康マージャンなどの活動を中心に、男性の地域参加を目指して活動しています。
★ケアプラザが会場
・ふきのとう
・すみれ会
★町内会館が会場
・元気な笑顔
・さわやか北部
・なでしこ会
・さわやか体操
★地区センターが会場
・新田クラブ
・シルバー体操新吉田
・さわやかクラブ
・さわやかクラブ虹

活動に関する問合せ
◆新吉田地域ケアプラザ
TEL.045-592-2151
FAX.045-592-0105
HP.https://www.y-kyousei.or.jp/sinyoshida/

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
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【59ページ・60ページ】
新吉田あすなろ地区計画(令和3~7年度)
明るく 楽しく 支えあうヒューマンネットワーク あすなろ
わたしたちが目指すまち
みんながコミュニケーションをとれるまち あすなろ
・こどもも大人も安心して安全に生活できる、活力あるまち
・誰もが困っている人に手を差し伸べられるまち
・みんなが交流を深め、まちづくりに参加するまち

【地区の概況】
・地区の概況…区の中央部にあり地区の東側・北側を早淵川、南側を鶴見川に接している住宅地です。戸建て住宅が多くなっています。
・人口等の特徴…新吉田・新吉田あすなろ地区の人口は、約28,550人、世帯数13,050世帯、平均世帯規模は2.19人です。(令和2年9月末現在)20~39歳の転入や、6歳未満のこどものいる世帯が増加しています。高齢者の比率は区・市の平均よりも高く、特に高齢者の単身世帯が増加しています。(*人口・世帯数などの統計データは、新吉田地区と共通です)

3期計画の振り返り
◆今までの取り組み
「納涼福祉盆踊り」「防災訓練」「ふれあい運動会」の取組を長年継続し、交流を活発にしてきました。また、認知症高齢者の徘徊(ひとり歩き)を早期に発見し、事故なく保護する「さがしてネット」の活動に取り組んできました。あわせて、新田中学校の生徒を対象に「認知症サポーター養成講座」を行い、認知症への理解をはぐくみ、助けあう関係性をつくっています。
◆地域の現状と課題
・高齢化率が高く、単身者の増加もあり、支援が必要な高齢者が増えています。
・若い世代の転入が増加傾向にあり、地域とのつながりづくりや未来を担う人材の育成が必要です。
・鶴見川流域に位置し、河川氾濫の危険が高い地域です。1人1人が風水害に備える必要があります。

計画推進の体制・振り返りの方法
・自治会町内会や地区社会福祉協議会、福祉活動団体等の代表者で構成する推進委員会を定期的に開催し、事業の実施や推進状況の確認を行います。また、必要に応じて委員会を設置します。

第4期の取組目標
(1)より多くの人が、支援が必要な人への理解を深め、地域での見守りにつなげます。
・「さがしてネット」の活動を様々な世代に周知・啓発します。また、拠点プレートの 100か所設置を目指し、協力者を増やします。
・中学生を対象とした「認知症サポーター養成講座」を開催し、地域での見守りの輪を広げます。
・地域防災拠点訓練などで、障害の理解を深めるための取組(人形劇の依頼など)を継続して行います。
(2)健康づくりなどの様々な活動を支援し、住民同士の交流を進めます。
・屋外や少人数での活動についても検討し、健康づくりやサロンの活動を継続します。
・あすなろさわやかスポーツ、夏祭り・盆おどり、運動会等の多世代が交流する機会をつくります。またこども会との連携や交流を促進します。
・掲示板・回覧板の活用とともに、若い世代へ情報が届くような仕組みを検討します。
(3)災害に備えた取組を充実させます。
・自治会町内会と民生委員との連携により、災害時要援護者名簿の共有や見守りを進めます。
・要援護者からの意思表示がわかるような取組を、自治会町内会単位で進めます。
・より多くの方が風水害の危険を理解できるよう、防災講座や拠点訓練を通じて情報を発信します。

これまでの地域の活動
・さがしてネット…新吉田地区との合同訓練
・鶴見川の防災連続講座
・認知症サポーター養成講座

活動に関する問合せ
◆新吉田地域ケアプラザ
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【61ページ・62ページ】
高田地区計画(令和3~7年度)
みんなが笑顔助け合いのまち高田
わたしたちが目指すまち
・お互いさまの気持ちで広げる助け合い
・同世代の交流や世代間の交流を進め、いっそう活気のあるまちにしよう
・思いやりと支え合いの心で、気軽に地域活動に参加してみよう

【地区の概況】
・地区の概況…区の北西部にあり、地区の北側の一部は市街化調整区域になっています。居住者の約60%は戸建住宅に住んでいます。市営地下鉄グリーンラインの高田駅があり、また、令和2年度に宮内新横浜線が整備されました。
・人口等の特徴…20歳代の転入が増加していますが、一方で居住歴が長い人が多く、高齢者の比率も高くなっています。平均世帯人数は少なくなってきていますが、区の平均を上回る状態が続いています。人口、世帯数とも今後はほぼ安定した状態になりますが、順次高齢化していきます。

3期計画の振り返りと4期計画の方向性
◆今までの取組
「災害時要援護者支援」では、各町内会が地域に密着したきめ細かい対策に取り組み、その取組を通じて隣近所との繋がりを深める事を目指しました。また、地区社会福祉協議会では、地域で活動している団体が、団体同士で横の繋がりを持てるよう、顔の見えるネットワーク作りに努めました。
◆地域の現状と課題
ひとり暮らし高齢者が増えてきている反面、その方々を見守る役割を担う人材不足が顕著。人材不足現象はすべての領域で悪化しており、特に民生委員の選出には、相当な困難を伴っている。また、活動の拠点となる場所が少なく、ある程度の人数を収容できる場所は、地域ケアプラザのみ。その中で、2020年度には、空き家となった民家を使わせてもらい「カフェ、レンタルスペース、イベント開催」等を実施する居場所~ゆずの樹~が新しく加えられた事は朗報。
◆今後の方向
・高田町連合町内会と高田地区社会福祉協議会が連携を深めて、地域の福祉活動に取り組む体制の構築
・感染症対策が必要とされる時代の、見守り
・支援等の福祉活動の新しい形の模索
・活動をシンプル化し、民生委員だけでなく、地域住民が広く関わるような福祉活動が展開される地域を目指す
・地域ケアプラザとも、より深く、密な関係を築く

目標
・支援が必要な人を把握し、日頃から見守っていき、地域のネットワークで支えます
・地域活動への参加と交流を通じて、顔の見える関係づくりを進めます
・子どもたちと地域のつながりを深め、まちぐるみで子育てを支えます

高田地区ネットワーク
・高田町連合町内会
 高田町内会・高田中央町内会・高田町親和会高田東町会・高田町住宅自治会・高田町住宅親交会 自治会しらさか・高田西原自治会
防犯・防災活動や住民相互の親睦、町の環境整備に取り組んでいます。ひっとプランでは自治会町内会ごとに災害時要援護者支援に取り組み、要援護者の把握や、日常的な見守り活動を行っています。
地域防災拠点訓練へは、感染対策等の基準に従い参加しましょう。
・高田地区社会福祉協議会
 高齢者、子ども、障害者の方々とその活動団体の声を聞く機会を設けるなど、地域の福祉活動団体同士のネットワークづくりを行っています。
・青少年指導員協議会
「青少年の健全な育成」を願い、パトロールやあいさつ運動、ペットボトルロケット製作講習会、夏休みバスツアー等を行っています。
・民生委員児童委員協議会
地域において住民の立場に立って、赤ちゃんから高齢者まで世代を問わず相談に応じています。また必要な支援が受けられるよう、地域の専門機関とのつなぎ役も担っています。75歳以上高齢者世帯の見守り訪問事業や高齢サロン・障害児者支援・子育て支援事業などにも参加しています。
・高田消防団
災害発生時の消火活動、救助、避難訓練などの他、防災訓練等の啓発活動を行っています。
・スポーツ推進委員連絡協議会
地域のスポーツ振興を目的に、港北駅伝大会をはじめ子どもから高齢者まで楽しめるスポーツでペタンク大会・グラウンドゴルフ大会等を開催し、スポーツ普及・育成活動を推進し、健全な町作りに取り組んでいます。
・家庭防災員
地域防災の担い手として活躍するため、研修を受け、活動をしています。
・環境事業推進委員
ゴミの分別排出の啓発や、地域の美化活動に取り組んでいます。
・保健活動推進員会
地域における健康づくりの推進役として、各種研修を受け、ウォーキングや健康測定会などの活動をしています。禁煙おすすめ隊の啓発活動も行っています。
・明るい選挙推進協議会
選挙に関する啓発活動を行っています。

子育てネットワーク
・高田地域ケアプラザ
・親と子のつどいの広場「たかたんのおうち」
・高田小学校、高田東小学校、高田中学校
・みんなの居場所「ふらっと高田」

活動に関する問合せ
◆高田地域ケアプラザ
TEL.045-594-3601
FAX.045-594-3605
HP.http://www.ryokuhokai.or.jp/takada/index.html

「ひっとプラン港北」に関する問合せ
◆港北区役所福祉保健課事業企画担当
TEL.045-540-2360 
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◆港北区社会福祉協議会
TEL.045-547-2324 
FAX.045-531-9561
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【63ページ】
第4章 計画の推進
1 推進体制と取組状況の振り返り
 「ひっとプラン港北」第4期計画では、刻々と変化する地域社会を取り巻く情勢に応じた計画となるよう、計画の推進にPDCAサイクル(計画 (Plan)→ 推進 (Do) → 振り返り (Check)→ 計画継続・追加・修正 (Action)を活用しながら、毎年度ごとに計画の振り返りを行い、翌年度の活動に反映・共有することで、 福祉保健課題の着実な解決に努めます。

(1)地区計画
・推進体制…地区ごとに、地区連合町内会、地区社会福祉協議会等の地域の活動団体が中心になり、地域の皆さん一人ひとりの参加により、活動・取組を進めていきます。区役所・区社協・地域ケアプラザがサポートスタッフとして連携して、地域の活動を支えていきます。  
・振り返り…毎年度地区計画ニュースを発行し、振り返り及び次年度の計画を周知していきます。
(2)区計画
・推進体制…区内の自治会町内会、福祉保健活動団体等の代表者及び学識経験者で構成する      「『ひっとプラン港北』策定・推進会議」において計画の推進や振り返りを総合的に協議していきます。
・振り返り…取組の確認を区役所・区社協・地域ケアプラザにて行い、その内容は「ひっとプラン港北」策定・推進会議へ毎年報告し、取組状況や振り返りを協議します。
(3)区民フォーラム
・福祉保健活動の取組の発表と共有の場として、区民フォーラムを開催します。

【64ページ・65ページ】
2 区役所・区社協・地域ケアプラザ
計画推進における区役所・区社協・地域ケアプラザの役割
区役所・区社協・地域ケアプラザは、多様化・複合化する生活課題への住民の取組を支援します。社会情勢の変化を踏まえて、それぞれが持つ事業との連動を意識しながら、地域住民とともに地域の特性にあわせた解決策を検討していきます。区役所・区社協・地域ケアプラザの三者が「サポートスタッフ」として連携し、以下の役割を担いながら地域との協働を進めていきます。
➀住民や地域活動団体、事業所等が行う福祉保健活動の支援
・住民や地域活動団体、NPO法人、企業等との有機的な連携を進め、地域の状況に応じた福祉保健事業を展開します。
・地域活動団体に対する企画、運営、広報等の支援を強化します。
②地域と民間事業者を含む多様な団体、専門機関のネットワーク構築
・自治会町内会、福祉活動団体、ボランティア団体、事業所や専門機関等のネットワークを構築し、地域で支援を必要とする人を重層的に支える仕組みをつくります。
・共通のテーマに基づく広域の活動団体や企業等と地縁組織の連携のきっかけをつくることにより、地域活動の活性化を図ります。
③地域活動を推進するための環境や条件の整備
・地域活動の円滑な推進のため、担い手の確保や財源的な支援、活動拠点となり得る場の検討、必要な情報等の整理を行います。
④福祉保健課題や地域の福祉保健活動に対する理解の促進
・幅広い世代の住民に対して、福祉保健活動の普及・啓発を進めます。
・個別の支援に関する課題検討の中で明らかになった地域の課題を、地域の住民と共有し、解決に向けた検討を行う場を、小さなエリアごとにつくっていきます。

各機関の機能
➀区役所
区役所は区計画推進の総合的な調整や進行管理を行うとともに、高齢、障害、子どもなどの分野ごとの個別支援や、地域・関係機関のネットワークづくり、社会資源の創出など、地域の福祉保健課題解決のために必要な施策を展開しています。また地域における協働を総合的に支援するため、地区担当を配置し、地区計画の推進支援、地域の課題解決・連携支援を行っています。地区担当と専門職がサポートスタッフとして地区計画を支援しています。
②区社協
区社協は、地域住民や様々な団体・施設・関係機関等の参画により、地域の生活課題の把握とその解決の仕組みづくりを進めていく地域福祉の推進役として、法的に位置づけられた地域支援の専門性を有する組織です。高い公共性を持つ民間組織として、ネットワークや専門性を活かし、かつ状況の変化にも柔軟に対応しながら、地域福祉保健計画の推進に取り組みます。
③地域ケアプラザ
地域ケアプラザは地域の身近な福祉保健活動の拠点、相談機関として、地域住民の福祉保健に関する様々な相談などから、個別課題やエリア内の地域情報を把握し、課題解決に向けた活動を行っています。 また、地域の様々な活動団体とともに、地域の状況に応じた見守り、支えあいの仕組みづくりを行うなど、地区計画の推進支援の中核的な役割を担います。さらに、区役所・ 区社協と連携しながら、誰もが住み慣れた地域で生活を継続できるよう、「地域包括ケアシステム」の構築を推進します。

【67ページ】
参考資料
1 地域福祉保健計画の位置づけ
法的位置づけ
社会福祉法第107条の規定に基づき、各市町村が策定することとなっている「地域福祉計画」に位置づけられますが、横浜市では、福祉と保健の両分野の取組を一体的に推進するため、計画の名称を「地域福祉保健計画」としています。横浜市には市全体の計画である市地域福祉保健計画(=市計画)と、区ごとに策定する区地域福祉保健計画(=区計画)があります。
同様の計画として、全国社会福祉協議会が策定した地域福祉活動計画策定指針に基づいて策定・推進する「地域福祉活動計画」があります。この計画は、住民や各種施設、団体等が社会福祉協議会と協働し、民間サイドから福祉のまちづくりを進める活動・行動計画です。 
地域の福祉保健を推進するこの2つの計画が相互に補完し、連携と役割分担をすることがより効果的かつ効率的な推進につながることから、港北区では第2期計画から、区計画である「港北区地域福祉保健計画」と区社協が策定する「港北区地域福祉活動計画」を一体的に策定し、名称を「港北区地域福祉保健計画」に統一しました。

市計画との関係
横浜市の地域福祉保健計画は、市計画と18区の区計画で構成しています。政令指定都市である横浜市の場合、各種福祉保健サービスの提供や、区民ニーズや地域特性に基づく取組の中心は区であるため、各区で区計画を策定しています。

【68ページ・69ページ】
福祉保健の分野別計画との関係
横浜市では、福祉保健の分野別計画として、次のようなものを策定しています。
◆よこはま地域包括ケア計画(横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画)
高齢者に関する各種の保健福祉事業や介護保険制度の円滑な実施、さらに中長期的な視点から地域包括ケアシステムの構築に向けた取組に関する総合的な計画
◆横浜市障害者プラン
障害者に関する施策の基本的な方向性や、障害福祉におけるサービスごとに必要な利用の見込み量及び制度の円滑な実施の確保を進めていくことを定めたもの
◆横浜市子ども・子育て支援事業計画
子ども・青少年施策に関する基本理念や各施策の目標・方向性などを定めたもの
◆健康横浜21
市民の最も大きな健康課題の一つである生活習慣病に着目した市の健康づくりの指針

地域福祉保健計画は、地域の視点から各分野別計画に共通する理念、方針、及び取組推進の方向性を明示し、対象者全体の地域生活の充実を図ることを目指しています。また、住民、事業者及び公的機関が協働する基本的な事項を横断的に示すことで、地域における展開を総括する役割を果たします。

2 国における法改正・制度見直しの状況
地域共生社会の実現に向けた考え方や方向性を踏まえ、国では法改正・制度見直しが 行われています。横浜市でも国の動向にあわせた施策を進めています。
市町村地域福祉計画(平成29年6月改正社会福祉法)
「市町村による地域住民と行政等との協働による包括的支援体制づくり」や「福祉分野の共通事項を記載した地域福祉計画策定の努力義務化」等が規定されました。

【70ページ】
社会福祉法人の地域貢献(平成28年3月改正社会福祉法) 
社会福祉法人においては、社会福祉事業を主たる事業とする非営利法人として、「地域における公益的な取組」の実施に関する責務が明記されました。これにより、特定の社会福祉事業の領域に留まることなく、様々な地域生活課題や福祉ニーズに対応していくことが期待されています。

生活困窮者自立支援制度(平成27年4月生活困窮者自立支援法)
経済的に困窮し、社会保険制度と生活保護制度の間の段階で、これまで支援の狭間にあった方々の早期の自立を支援する第二のセーフティーネットとして制度化されました。生活困窮の背景にある社会的な孤立に対しては、地域の中で解決を図ることが重要となります。その端緒に気づき、支援につなげる体制、地域の多様な主体の連携による見守りや社会参加の場づくり等に取り組むことが重要とされています。

成年後見制度利用促進基本計画(平成28年5月成年後見制度の利用の促進に関する法律) 
平成29年3月に上記の法律を踏まえ、国の成年後見制度利用促進基本計画が策定されました。計画の中では、「利用者がメリットを実感できる制度・運用の改善」、「権利擁護支援の地域連携ネットワークづくり」、「不正防止の徹底と利用しやすさの調和」に取り組むこととされています。また、市町村は、国の計画を勘案して、市町村計画を策定するよう努めることとなっています。

3 港北区の地域福祉保健に関する状況
(1)人口・世帯数は緩やかな増加が続いている
年少人口、生産年齢人口、高齢人口がともに増加しています。中でも、生産年齢人口の比率が市平均と比べて高いまま維持されています。(表1)人口は令和19年頃まで緩やかな増加傾向が続き、その後緩やかに減少していく見込みです。認知症や要介護認定の割合が高くなる75歳以上の高齢者数は大きく増加していく見込みです。15歳未満の人口は令和9年頃まで緩やかな増加が続き、その後緩やかに減少していく見込みです。(図2)

【72ページ】
(2)規模の小さい世帯が多く、単独世帯が増加
1世帯あたりの平均人員は徐々に減り、令和2年9月末現在は2.01人で市の平均2.06人を下回っています。世帯の内45.6%の世帯が単独世帯となっています(図3)。75歳以上世帯員のいる世帯のうち約7割は夫婦のみの世帯又は単独世帯となっています(図4)。

(3)転出入が活発
市外との転入、転出がともに活発に続いており、転入超過が人口増加につながっています。
特に20~39歳では、5年間で転出入した人(現住所以外)が移動しなかった人(現住所)を上回っていることが特徴です。(図5)

【73ページ】
(4)子育て世代が多く、共働き率は高い
港北区の令和2年の出生数は3,204人で、市内第1位です。
区全体では6歳未満の子どもの人口比率は横浜市平均より高く、小さな子どものいる世帯のほとんどが核家族世帯となっています(図6)。子どもがいる夫婦の共働き率は全般的に上昇傾向ですが、特に0~5歳の子どもがいる世帯は42.7%で、5年前の32.6%から大きく増加しました。横浜市の平均40.1%より高くなっています。(図7)

(5)支援の必要な高齢者が増えている
横浜市平均と比べて高齢者(65歳以上)の人口比率は低いですが、約18.8%が介護認定を受けており、その割合は増加しています(図8)。今後も高齢者の増加が見込まれ、特に支援の必要性が高まる75歳以上の高齢者が増えていくと考えられます。また、高齢者のみで構成される世帯が増えています。(図9)

【74ページ】
(6)障害者手帳の所持者数が増加している
区内で障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)を持っている方は12,000人を超え、この5年間で1,000人以上増えています。
内訳を見ると、特に療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者数の増加が大きくなっています。(図10)

(7)平均寿命、平均自立期間ともに市平均より長い
区民の平均寿命は、男性は82.25歳、女性は87.61歳、平均自立期間は、男性は80.32歳、女性は83.77歳です。男女ともに横浜市平均よりも長い期間となっています。(図11)
※平均自立期間:日常生活に介護を要しない期間の平均

【75ページ】
4 区民意識調査結果
 平成30年9月に港北区地域福祉保健計画の推進のため、区民の健康づくりや福祉に関する意識や行動について基礎的な状況を調査し、区民の特性に応じた取組や事業展開を図ることを目的に、調査を実施しました。(回答数1,673件)主な結果を紹介します。(以下、平成30年度港北区地域福祉保健計画に関する区民意識調査報告書より)

(1)近所とは、「顔見知り・声かけ」の関係を求める人が多い
隣近所との付きあいは概ね若い世代の方が「顔もよく知らない」「顔を見かける程度で、声をかけることはない」と回答する割合が多く、高齢の世代の方は「たまに立ち話をする」 「困ったときは相談したり助けあったりする」「互いの家を行き来するなど、ある程度親しくしている」と回答する割合が多くなっています。
今後の意向では、全体的には「顔を見かけると声をかけあう」と回答した割合が3割と最も多く、顔見知り・声かけの関係を求める割合が半数を占めています。【隣近所との付きあい(現在)】と比較すると、「たまに立ち話をする」が減少し、「困ったときは相談・助けあう」が増加しています。

【76ページ】
(2)人と人とのつながりづくりが必要と考える人が多い
港北区で特に必要と考える福祉保健の取組として、「人と人とのつながりづくり」「身近な場所で相談・支援が受けられる環境整備」があがっています。

(3)地域活動に参加して良かったと思うことは、年代により異なる
地域活動に参加して良かったことは「地域社会への貢献」が最も多く、次いで「新しい知識や経験が身につく」「楽しい」「新たな友人を得る」の順に多くなっています。 年代別では、20~40 歳代は「楽しさ」を、50 歳代は「地域社会への貢献」を、60 歳代では「新たな友人」「新たな知識・経験」と回答した割合が多くなっています。 60 歳代でも5割近くが何らかの形で就業しています。また、60 歳代男性は、今後の地域活動への参加に積極的な意向を持っています。

【77ページ】
(5)子どもの見守りには「子どもたちが安心して集える居場所」 を求める人が多い
地域ぐるみで子どもを見守るために最も必要と思うことに対しては、「子どもたちが安心して集える居場所」があることと回答した割合が多く、次いで「子どもたちへの声かけ」が多くなっています。

(6)障害の有無に関わらず住民が主体的に参加できるまちを作るために最も必要なこと
「障害児者が地域の行事へ参加できる環境が整っている」と回答した割合が最も多く、次いで「身近な場所に障害児者と交流する場がある」が多くなっています。

【78ページ】
(7)高齢者への日常的な支援として最も必要と思うこと
「見守り・安否確認」と回答した割合が最も多く、次いで「話し相手・相談相手、交流の機会」が多くなっています。

【79ページ・80ページ】
5 第4期計画策定の経過

【81ページ】
6 用語集
ア
ICT(情報通信技術)
 「ICT」とは「Information and Communication Technology」の略称で、通信技術を活用したコミュニケーションを指す。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称。

エ
NPO法人
 「NPO」とは「Non Profit Organization」の略称で、様々な社会貢献活動を行い、団体の構成員に対し収益を分配することを目的としない団体の総称。そのうち、特定非営利活動促進法に基づき法人格を取得した法人を「特定非営利活動法人(NPO 法人)」という。
LGBT
 生物学的な性(からだの性)と性の自己意識(こころの性)が一致しない人、性的指向(人の恋愛・性愛がどういう対象に向かうのかを示す概念)が、同性や両性(男女両方)に向いている人などがいる。社会的には少数派となるそうした人たちのことを「性的マイノリティ」という。性的マイノリティのカテゴリーを表す言葉の一つとして「LGBT」がある。
エンディングノート
 認知症等で意思疎通ができなくなった時や亡くなった時のために自身の思いを書き留めておく「覚書」のこと。遺言のような法的な効力はない。

オ
親と子のつどいの広場
 地域の子育て中の親子(主に0~3歳の未就学児と保護者)が一緒に過ごせる場所。マンションの一室や商店街の一角等で、NPO法人などの市民活動団体が運営。親同士の交流、情報提供、子育ての相談等を行う。

カ
介護者のつどい
 高齢者や障害のある方を介護する人が集まり、介護の苦労を分かち合い、工夫を出し合って情報交換し、在宅の介護がスムーズに長続きできるよう支えあう集まり。
介護予防・生活支援サービス補助事業
 要支援者等の介護予防や生活支援を充実・強化するため、地域でボランティアによる介護予防や生活支援の活動(居場所、生活援助、配食、見守り)をしている団体に対し、行政が活動に係る費用を補助している。(通称:サービスB)

キ
協働
 地域における多様な主体が、地域課題や社会的な課題を解決するために、相乗効果をあげながら協力して取り組むこと。

ク
区民
 この計画でいう「区民」とは、国籍を問わず区内に在住・在勤・在学もしくは、港北区を主な拠点として福祉保健に関する活動をしている人のこと。
区民活動支援センター
 さまざまな分野の市民活動、ボランティア活動を応援する拠点。市民活動に関する相談の受付、資料や情報の提供、会議室等の提供などを行う。

【82ページ】
ケ
元気づくりステーション
 高齢者が身近な場所で主体的に介護予防に取り組むグループ活動事業。グループの立ち上げ・継続を区役所、地域包括支援センターが支援する。運動機能の向上や歯と口の健康増進、栄養改善、認知症予防のための活動などがある。
健康寿命
 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。
権利擁護
 自己の権利や意思を表明することが困難な認知症高齢者、知的障害者などの意思決定を援助し、本人が安心して生活ができるように支援を行うこと。

コ
個別支援
 個人が生活する上で抱える困りごとや課題を解決していくための支援。地域福祉保健計画の推進の中では、本人の暮らしや思いに着目し、制度やサービスだけではなく住民同士の支えあいを含めた総合的な対応が求められる。
個別支援学級
 個々の子どもの障害の状態や程度に応じた学習をするための少人数の学級。横浜市では、市立小・中学校に、「知的障害」「自閉症・情緒障害」「弱視」の個別支援学級を設置している。

サ
災害時要援護者支援事業
 地域住民が災害時における自力避難が困難な要援護者の安否確認や避難支援等を円滑に進めるために、行政が保有する要援護者の情報を提供し、災害に備えた日頃からの地域での自主的な支えあいの取組を支援する事業。
サロン(子育て・高齢者・多世代)
 高齢者や障害者、子育て世代の人等、様々な住民が、身近な地域でのお茶会や趣味活動、レクリエーション活動等を通じて、住民同士の交流やつながりづくりを深める活動の場のこと。

シ
自治会町内会
 一定の地域で、地域の課題解決や住民相互の親睦を目的に自主的に組織された住民団体。住民ならだれでも加入でき、親睦のためのイベント、清掃等の環境整備、防災に関すること等、様々な事業を行う。
社会福祉法人
 特別養護老人ホームの運営等、社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉法の定めに基づき設立される公益法人の一種。活動に公共性、非営利性を求められる点は他の公益法人等と同様だが、社会福祉法人は継続・安定した事業運営ができるよう、より厳格な設立運営要件が求められるとともに、公的な助成や税制面の優遇を受けている。
重症心身障害
 重度の身体障害と知的障害があり、介護の必要の程度が著しく高く、常に介護を必要とする状態。
主任児童委員
 民生委員・児童委員の中から選任され、子どもや子育てに関する支援を専門に担当している。
食育
 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健康な食生活を実践できる人間を育てること。
食生活等改善推進員
 「私達の健康は私達の手で」をスローガンに、お腹の赤ちゃんから高齢者まで全世代を対象に、食生活を中心とした健康づくり活動を行っている。

【83ページ】
セ
成年後見制度
 認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な人は、財産の管理や契約を結ぶ必要があっても、自分で行うことが難しい場合がある。このような人を保護し支援する制度。

チ
地域共生社会
 制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を越えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を越えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会のこと。
地域包括ケアシステム
 高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるために、介護・医療・介護予防・生活支援・住まいが一体的に提供される、包括的な支援・サービスの提供体制。特に介護予防・生活支援分野は地域福祉保健計画と一体的に推進されている。
地域包括支援センター
 高齢者が自分の住み慣れた地域で安心して暮らしていくための身近な総合相談窓口として設置された介護保険制度の機関。総合相談、権利擁護、介護予防マネジメント等を総合的に行う。横浜市では、「地域ケアプラザ」の一つの機能として整備しており、専門職(保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー)が配置されている。
地域防災拠点
 家屋の倒壊などにより自宅で生活できない人が、一定期間生活を送る場所。横浜市では、身近な市立の小・中学校等を指定し、防災備蓄庫の設置、防災資機材・食料等の備蓄を進め、また、被害情報等の情報受伝達手段として、各拠点にデジタル移動無線を配備している。
地区社会福祉協議会
 「地区・地域」ごとに組織された任意の団体で、地域の課題や問題を住民自らが考え「誰もが住みやすいまち」づくり実現に向け日々、様々な活動に取り組んでいる。区内には連合町内会を単位として13 の地区社会福祉協議会がある。(通称:地区社協)
地区連合町内会
 自治会町内会が集まって構成され、相互の連絡調整や、地域住民の福祉増進のために広域的な事業を実施。港北区には13の連合町内会がある。

ト
当事者
 この計画では、社会の中で暮らしづらさを感じている人を指す。
特別支援学校
 視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者に対して、障害による学習上又は生活上の困難を克服し、自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とした学校。
特別養護老人ホーム
 寝たきり又は認知症のために常に介護を必要とする人で、在宅で介護を受けることが難しい人のための入所施設。

ニ
認知症カフェ
 認知症の人や家族、地域住民など誰もが気軽に立ち寄り、情報交換や相談を通じて、孤立予防や介護負担の軽減などを図る集いの場。
認知症サポーター
 認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者。友人や家族にその知識を伝える等、それぞれができる範囲で活動。

【84ページ】
ハ
ハザードマップ
 自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路、防災関係施設の位置などを表示した地図。
バリアフリー
 高齢者や障害者等が社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去(フリー)すること 。物理的、社会的、制度的、心理的、情報面でのバリア等、全てのバリアを除去するという考え方 。

フ
福祉教育
 子どもから大人まで全ての人を対象とし、学校や地域でのボランティア体験・交流・出前授業等を通じて、高齢・障害等の当事者理解や身近な地域の福祉課題の理解等を進める取組。

ホ
保健活動推進員
 地域における健康づくりの推進役として、生活習慣病予防などの健康づくり活動や各地域での体力測定、ウォーキングなどの活動を行う。
ボランティアセンター
 個人や団体を対象としたボランティア・市民活動に関する総合的な相談窓口。ボランティアのコーディネートや活動上の相談への対応などを行う。

ミ
民生委員・児童委員
 民生委員法に基づき厚生労働大臣から委嘱された非常勤特別職の地方公務員。全ての民生委員は児童福祉法に基づき児童委員を兼ねている。地域の身近な相談相手として、介護や子育て等の福祉に関するする様々な相談に応じ、利用できる福祉サービス等の情報提供を行ったり、行政や関係機関を紹介したりする「つなぎ役」となっている。
みんなの居場所
 高齢者、障害者、子育て中の親・子ども等、地域の誰もが参加・利用できる場所として港北区社会福祉協議会が推進している活動。

ヨ
横浜型地域貢献企業
 横浜市民を積極的に雇用している、市内企業との取引を重視しているなど、地域を意識した経営を行うとともに、本業及びその他の活動を通じて、環境保全活動、地域ボランティア活動などの社会的事業に取り組んでいる企業等を、一定の基準の下に「横浜型地域貢献企業」として認定し、その成長・発展を支援する制度。スマートフォン等で身近な地域貢献企業を確認できる「地域貢献企業マップ」がWEB上に公開されている。
よこはま成年後見推進センター(運営:横浜市社会福祉協議会)
 横浜市における「権利擁護支援の地域連携ネットワーク」の中核機関として、横浜市と連携し、成年後見制度の利用促進を図るとともに、制度の相談や広報啓発、市民後見人の養成・支援などを行う機関。

ロ
老人クラブ
 地域を基盤とする高齢者の自主的な組織。仲間づくりを通して、生きがいと健康づくり、「生活を豊かにする楽しい活動」を行い、その知識や経験を生かして、地域の諸団体と共同し、「地域を豊かにする社会活動」に取り組み、明るい長寿社会づくり、保健福祉の向上に努めている。会員は概ね60歳以上。

【85ページ】
7「ひっとプラン港北」策定・推進会議、同検討部会委員名簿

「ひっとプラン港北」策定・推進会議 令和3年1月現在(五十音順 敬称略)
内海 宏…(株)地域計画研究所所長
片野 芳昭…港北区社会福祉協議会地区社会福祉協議会分科会副会長
畔柳 三笑…港北区社会福祉協議会 セーフティネット分科会
酒井 松雄…港北区老人クラブ連合会会長
鈴木 悦朗…港北区医師会会長
関 治美…港北区連合町内会副会長
原 美紀…NPO   法人びーのびーの事務局
福松 美代子…港北区保健活動推進員会会長
星野 昌昭…下田地域ケアプラザ所長
本田 和徳…しんよこはま地域活動ホーム所長
村野 明美…港北区ボランティア連絡会会長
山口 早苗…港北区民生委員児童委員協議会副会長

「ひっとプラン港北」策定・推進会議 検討部会 令和元年9月~12月(五十音順 敬称略)
飯島 忠則…成年後見サポートネット専門職団体
大森 幹雄…港北区保健活動推進員会副会長
川原 裕美子…港北区民生委員児童委員協議会 主任児童委員代表
白鳥 千代子…日吉地区社会福祉協議会事務局長
多戸 祥子…介護予防・生活支援サービス補助事業 実施団体
豊田 宗裕…聖徳大学 心理・福祉学部社会福祉学科教授
永野 和子…港北区民生委員児童委員協議会副会長
本田 和徳…しんよこはま地域活動ホーム所長
水村 志津子…新羽地域ケアプラザ所長
宮本 いずみ…港北区生活支援センター
武藤 啓司…NPO法人楠の木学園顧問